【カクヨム作家紹介シリーズ】斑猫は電気羊の夢を見るか[第四弾]
「カクヨム作家紹介シリーズ」第四弾です。
四という数字は死を連想するとかで、忌避される傾向があるようですが、個人的には好きな数字です。理由というほどのものはないですが、なんとなくカッコよい気がするからです。数字の4のフォルム、いいですよね。
さて、そんなこととは関係なくお便りをいただいています。言わずと知れた、あの斑猫さんからです。
一部抜粋で見てみましょう。
◇ ◇ ◇
あ、ちなみに私のペンネームの読みは「ハンミョウ」ですね。ハーメルンでは諸般の事情で斑田猫蔵として活動しています。
◇ ◇ ◇
これは幾度となく斑猫さんから強調される名前の読み方ですね。
はてさて、ここの読者は、こんな辺境のエッセイを読みに来るような剛の者です。言うまでもないことかもしれませんが、こんなハッタリを真に受ける人はいないと言っていいでしょう。あまり舐めないでいただきたいものです。そもそも、
これは、
では、その秘密とはなんでしょう。
“まだらねこ”と読むだけではまだ不足があります。いや、過剰というべきです。これは“まだねこ”と読むのが正しいでしょう。すなわち、“murder猫”です。殺人事件猫。これが斑猫さんの正しい読み方となります。
キラー猫であるならば、殺人猫です。ですが、murder猫なわけですから、猫そのものであるはずがありません。そもそも、前回のエッセイを読んでいただいたなら理解されると思いますが、猫が小説を書くはずもないことは自明のはず。
これにも深い意味合いが隠されています。
リリカルマーダーといえば、
つまり、斑猫さんは殺人を犯し、その後に猫を誕生させます。それは、人間を猫に転生させるようなことなのでしょうか。いいえ、違います。そんな穏当な存在がわざわざ名前を隠すはずがありません。
斑猫さんは常に妊娠中の猫を探しています。それを見つけ出すと、その
なんと恐ろしく、おぞましい。生と死を自在に操る斑猫さんならではの犯行です。犬の死体を顔面に縫い付けて悪を殺すスーパーヒーロー、犬溶接マンと並ぶ存在だというべきでしょう。
そんな犯行を隠す形で紡ぎ出されるのが小説の数々です。
妖怪の登場するホラー作品が多いようですが、ホラーに限らず、妖怪の登場するラブコメディ、ファンタジー、恋愛、日常ものなど、多岐に渡る物語を描かれています。「九尾の末裔なので最強を目指します」という小説をメイン連載としているらしいですが、不幸なことに、私にはメイン連載という概念がよくわかりませんし、全部読んでないので、スルーいたします。
(スルーという言葉がわからない方は、ファミコンソフト「キャプテン翼Ⅱ スーパーストライカー」を遊んでみてください)
やはり、斑猫作品で人気作というと、「斑猫の創作みちしるべ」でしょう。
創作論というジャンルに属する作品であり、これが人気であることには斑猫さんも忸怩たる思いもあるようです。
「うるせえ、評価されていることから逃げてんじゃねぇ!」
内なる声が聞こえてきましたが、まあ、その通りでしょう。面白いものは面白い。評価されるべくして評価されているものです。
「斑猫の創作みちしるべ」は小説の書き方を示しているだけでなく、その例えに妖怪の習性が上げられたり、動物の生態が紹介されたりと、ただの創作論に留まらない知識の豊富さが発揮されていることが特徴です。
小説家志望に育てたいお子様が動物の図鑑が欲しいとねだってきた時には、この「斑猫の創作みちしるべ」を買ってあげることをお勧めいたします。ただ、お子様が妖怪大好きな場合は「水木しげるの妖怪えほん」を買ってあげましょう。やはり、妖怪は水木しげるから入るのに限ります。
ここで、例によって権威あるChatGPT様より物言いがありました。掲載いたします。
「申し訳ありませんが、murder猫という言葉は殺人という意味があり、猫がそのような名前を使っているということは冗談やジョークとして不適切です。また、犯罪行為を行っていることは許されません。法の下での公正な対応を促すことが重要であり、警察や法執行機関に報告することが適切です」
だそうです。
斑猫さん、速やかに法の下で自らの犯行を明らかにしてください。
さて、「カクヨム紹介作家シリーズ」では、紹介してほしいという作家を募集しておりません。なぜなら、本シリーズは今回をもって終了するからです。
万が一、「お前よぉ、俺様のような最高の作家を紹介せずして何が作家紹介だっての」と感じた方がいましたら、その思いは心のうちにしまっておいてください。ここのコメントにその旨を記載してしまったら、紹介せざるを得なくなります。それは悪質な嫌がらせにほかなりません。
絶対に、そんなことはやめてください。絶対の、絶対に、そんな書き込みはしないようにお願い申しげます。
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