【カクヨム作家紹介シリーズ】けろぬら(tau2)という奇跡[第三弾]

「カクヨム作家紹介シリーズ」第三弾です。

 はっきりと宣言しましょうか。この一文は前話からコピペしました。でも、コピペは悪いことではないのです。仕事するうえで、コピペを軽視する人物は地雷です。文章もまたコピペしてなんぼでしょう。

 とはいえ、そんなことは本稿とは何ら関りはありません。


 閑話休題。カクヨムの作家に、人間でない投稿者がいると言ったら、あなたはどう思いますか。


「はっはぁ~ん、このニャルさまとかいう愚物は宇宙店主のことを言っているんだな。だけど、現実の宇宙店主は宇田うだ傳造てんつくという名前のトラック運転手でしょ。自分のことを宇宙人だなんて言ってはいるけど、ほんとの宇宙人がカクヨムで活動なんてするわけないじゃん」


 と思ったかもしれません。その通りです。宇宙店主様は実際には人間社会で立派に社会人として働いている人であり、人外などではありません。

 では、誰が? 疑問に思うでしょうか。

 答えは、けろぬらけろぬら(tau2)たうつーさんです。彼はカエルでありながら、人語を解し、小説を綴るという実に稀有な生物なのです。

 まさしく生物界の突然変異、生物界の生ける伝説というべきでしょう。皆さんはこの類稀なる奇跡を目の当たりにしておりますでしょうか。


 あ、えと。例によって、フェイマスな人工知能、ChatGPT様から連絡がありました。

 内容を共有しましょう。


「現実に、カエルがWEB作家として活動することはできません。けるぬらさんのように、自己紹介やペンネームにカエルを使用することは可能ですが、実際に作品を制作するためには、人間の能力が必要です」


 な、なんだってェーッ! ということは、私は騙されたのでしょうか!?

 畜生。騙したなぁっ! よくも騙してくれたなぁっ!!


 まあ、別にいいか。


 けろぬら(tau2)さんの作品は二作上がっています。

「スライムさん」はなんだかよくわかりませんが、スライムと幼女が出てきてなんだかよくわからないことをするというお話です。なんだかよくわからないので、ぜひ一度手に取って読んでみてください。

 あ、もしかしてWEB小説で読もうとしていますか? どうせなら、物理の本を読んでいただきたいですね。物理の本でしか味わえない、重さとか風圧とか、いろいろな醍醐味がありますから。


 そして、「シュヴァルリ(Chevalerie) ―姫騎士物語―」は近未来(22世紀)を舞台にした本格格闘ドラマです。本格と言いましたが、本当の格闘技を言うほど知らないので、本当に本格かは知りません。ただ、けろぬらさんは「俺の言うことは正しい。俺が本格だ!」という風を常に纏っておりますので、本格なのでしょう。西洋剣術が中心となってい入るものの、日本の武術や中華の功夫など、世界各国の格闘術が登場し、バラエティに溢れた戦いが楽しめます。

 見所は格闘だけではありません。22世紀の未来予想図には斬新な視点がありながらも地に足の着いたもので、実際にこんな未来になるんじゃないかと思わせてくれます。観光や食事の描写にも力が入っており、旅行記が好きな人も楽しめるのではないでしょうか。

 そして、やはり22世紀といえば、原子炉を動力源に採用した猫型ロボットとの邂逅も期待してしまいますね。ますます目の離せない「シュヴァルリ」でございます。


 あ、ChatGPTがまだ作動してた。


「申し訳ありません、私は過去の情報や知識をもとに回答しているだけで、人工知能である私自身はけろぬらさんの作品を読むことはできないため、真偽を確かめることはできませんでした。もし、けろぬらさんの作品が実在し、人々を楽しませているのであれば、それは素晴らしいことです。

 ただし、動物が作家として活動することができないという点については、先ほどお伝えした通りです」


 うるせーな、そんなことぁ知ってんだよ。


※追記:期せずして、このタイミングで高橋留美子先生が芸術文化勲章シュヴァリエを受勲いたしましたね。高橋留美子先生、並びにけろぬらさん、おめでとうございます。

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