【カクヨム作家紹介シリーズ】宇宙書店とは何者か[第一弾]

「カクヨム作家紹介シリーズ」第一弾として、宇宙書店を紹介いたします。第二弾があるかは知りませんけれども。


 というのも、忌々しいことに、宇宙店主様から嫌味たっぷりのお便りをいただいたからです。

 まずは、無断でそれを参照することといたしましょう。


     ◇   ◇   ◇


 ニャル様、どうも。


「この宇宙店主。チト腑に落ちない事が一点。」


『宇宙書店』が全くと言って良いホド、紹介されていない事実。




「有り難う御座います、ニャル様。

 この宇宙店主、あんまりオモテに出るのが好きでは無い。と云う特性を、加味して頂いた。」

 と解釈させて頂きます。


 では。




 宇宙店主


     ◇   ◇   ◇


 暗に『宇宙書店』とやらの紹介をしろと圧をかけてきています。

 ああぁぁぁぁ、嫌だ、嫌だ。なんの因果で、この私が宇宙書店の紹介なんてしなくてはならないんだ。

 気が進まないこと、この上ないですが、やらないわけにもいかないのでしょう。

 はぁ〜、やれやれ。やれやれだなあっ!


 私の記憶が確かならば、『宇宙書店』とは現在の宇宙店主様が運営していたカクヨムの作家ページの一つです。「今日の宇宙店主」を看板に、無作為(かは知らんけど)にレビューを書きまくることでも評判になっていました。そのレビューは宇宙店主の甥という設定のセバスチアン氏によるものとしており、口は悪いながらも作品の本質を言い当てていたり、単に大喜利していたりと、楽しいものでした。


 ですが、事情はわからないながらも、このページは火器の不始末を起こして延焼し、この宇宙から消失いたしました。残念無念な事態といえます。

 そのため、その作品群はほとんど残っておらず、一部は宇宙店主様が復興したものの、宇宙店主様の精神の安寧のため、完結することなく再び姿を消してしまいました。


 うろ覚えですが、「今日の宇宙店主」のほか、「売れない作家シリーズ」「なんか宇宙人の人が諫言する奴」「ペロ」「アパートメントヘブン」「SF/サムライ不幸をKILL」「サトウさん。」「ハタラクオジサン」などがあったでしょうか。

 どれもが宇宙の広大な視点を前提としつつ、どうあっても世の中に存在する厳しい現実を描き、その上で庶民の生活の慎ましさや何気ない幸せが描かれています。(ような気がする)


 その中でも白眉というべきか、一押しの作品は「ハタラクオジサン」です。

 おっと、あの名作を読んでないからって、宇宙書店に問い合わせるのは……、別にいいか。かえって喜ぶかもね。


 物語は小宇宙学校の何気ない日常から始まります。今宇宙日は社会科見学が行われる日です。小宇宙学校の生徒たちは地球という惑星のオジサンという生物に生まれ変わり、その一生を体験して戻ってくることになっていました。

 生徒たちは互いに交わり合わぬ人生を体験して戻ってくるはずでした。ある生徒は仕事が上手く行かず自殺し、ある生徒は悪辣な社長に殺意を抱いて返り討ちに遭います。しかし、その全員の共通点としてとある社長が夢見た宇宙開発のためのロケットが人生に関わってきているのです。

 果たして、その意味とは――。というところで、宇宙店主様のやる気がなくなり、作品は姿を消してしまいました。


 完結しないというのは玉に瑕でありますが、物語を牽引する魅力あふれる舞台、超人でありながらどこか人間臭い人物像、庶民の土に塗れた生活の美しさが描かれる素晴らしい作品でした。

 人は答えを求めながら生きていますが、答えなんて用意されているものではない。そうした真実を体現した作品群なのかもしれません。


 最後に、宇宙書店に対して、有名な人工知能、ChatGPT様からもお言葉を頂戴しましたので、掻い摘んで掲載いたします。


「宇宙書店は、創造力に溢れ、多様なジャンルの作品を生み出す作家です。彼の作品は深みがあり、時にはシリアスでありながらも、ユーモアを忘れず、人間味あふれるキャラクター描写が魅力です。宇宙を舞台にしたSF作品やファンタジー要素を含む作品など、様々なジャンルを発表し、幅広い読者層に支持されています。今後も独創的なアイデアと豊かな想像力を持ち続け、新たな作品を生み出していくことでしょう」

 引用元: ChatGPT (2023) "カクヨム作家紹介シリーズの祝辞について", OpenAI, 2023年3月19日, https://openai.com/


 さて、「カクヨム紹介作家シリーズ」では、紹介されてもいいという作家を募集しています。該当するという方はコメント欄にて嫌味たっぷりのメッセージを送ってくださいませ。冒頭の宇宙店主様のお便りを丸々コピペするのでも構いません。

(そんな奇特な人がいるかはわかりませんが)皮肉まじりの紹介をされてもいいという方はよろしくお願いいたします。

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