第5話 他の会社との交流

同じような通信会社は、たくさんある。

たまたま、グループ会社である他の会社の顧客管理部門の人と僕の会社の人で、情報交換会をする事に・・・。


僕は、他の会社の人も多く知り合いがいる。

グループ会社会議とかにも出ていたからだ。


僕の会社での立場は弱い。

年功序列の会社だからだ。


当時、その部署で一番下っ端。

だって、中途入社だったから、社歴が短かったし・・・。


僕は、一番下っ端らしく、入口に近い席に座る。


そして会議を・・・。

システムに関する重要な部分や他の人が答えられない部分は答えたけど・・・。


そして、会議終了後に知り合いの人としゃべる。


「なんで、入口近くに座っていたの?」

「だって、一番下っ端だもん」


「えっ。けど・・・」

「察して・・・」


こんなやり取りも・・・。



-------------------------------------------------



辞める前のグループ会社の社員旅行では、自己紹介とともにやっている仕事を・・・。

「すごいねぇ」

と言われる事が多い。


「もう、辞めるけどね・・・」

「なんで?」


「だって、評価されないもん」

「うちなら、すごく評価されるのに・・・。

 〇〇さんとか・・・」


「〇〇さんね。

 ちょうど、同じような仕事だよ。

 2回ぐらい話した事があるけど・・・。

 やり方は違うけどね」



-------------------------------------------------



僕はシステム管理者。

システムベンダーと仲が良かった。


システムの不具合が見つかると僕の元に電話がある事も。

「たぶん、出ているよ。請求チェックで問題ないように修正しているけど」


不具合の発生条件の検証をしていたら、他の会社でもでてしまったらしい。

まだ、『確定の検証結果ではないけど・・・』調査結果を教えてあげる。


他の会社では、きちんとチェックしてないんだ。

2重請求なんて・・・。


まぁ、良いけど。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る