第2話 システム管理者って・・・
CRMは、様々な事を管理している事は、前の段階で話した通りだ。
それを管理するのがシステム管理者だ。
もちろん、その社内ルールに精通している必要がある。
こんな人材は簡単には、育たない。
それが、僕の持論だ。
システムがきちんと動くようにするには、手がかかる。
例えば、請求金額のチェック。
どうしても人が入力するもの・・・。
ミスは発生する可能性がある。
いかにミスを発見するのか・・・。
入力制限をする。
それも一つの解決策。
けど、それだけではできない事がある。
現在、働いている会社は、大手携帯電話会社と契約をしている。
先月、代理店が処理ミスをした。
正常ではない。
これは理屈で解る事。
それがチェックできていないのであれば、そのシステム管理者は、仕事をしていないと思う。
きちんとデータ分析をすれば発見できるミスだ。
僕は、データ分析によってチェックをしていた。
そんなツール(簡易プログラムみたいなもの)を作って・・・。
僕の時代にその会社の顧客管理は、全盛期を迎えたと思う。
たとえ、1円でも違えばチェックできるように・・・。
他にも経営会議の資料。
いろんな分析をしていた。
この会社で細かいインターネットと電話とTVの加入者分析用ツールを作ったのは僕だ。
今でもその資料を作っているらしい。
新しいサービスをしているのに、それが反映されていない経営会議資料・・・。
OB・OG会に呼ばれた時に行ったらそんな資料を見せられた。
他にもいろんな人からいろんな資料を作れって言われていた。
同じ本部の部長ばかりが出ている会議に部の代表として出ていたり・・・。
そこで、部署としての意見をきちんと言っていた。
システム管理者って強いよね。
こういう時。
矛盾だらけの他部署の部長になんか、負けないもん。
けど、次世代の人間を作るのは難しい。
僕がその仕事をしてシステム管理者になって少し経過した時に、
『部署移動したい』って言った事がある。
直属の上司の課長が部長から聞かれていた。
「○○(僕)の後任を作るのにどのくらいかかるか」
「最低3年はかかります」
僕はその時入社して2年半だったと思う。
矛盾だよね。
もともと、システムスキルはあったから、できた事だけど・・・。
こんな、僕。
この会社での職種は、事務職だ。
社外の人や部内の人はそう思っていなかったと思うけど・・・。
僕の友人にはシステムエンジニアが多い。
類は友を呼ぶ・・・。
システムエンジニアだって言うよ。
けど、この会社は事務職だって言うんだよね。
知らない人は・・・。
上長などは、日次業務等を持っていたけど、僕は何も持っていなかった。
上長に指示する立場だったし・・・。
給与は安いけど、権限は強い。
それっておかしくないですか?
それが、問題点だったけど・・・。
僕と同じ年齢の子供がいるとある上司。
休んでいたよね。
子供の入学式。
僕に仕事を押し付けて・・・。
僕は、別の上司の教育+請求の締め関係で忙しくて休めなかったけど・・・。
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