第4話 第三者、それはカクヨム

 今回は第3話で述べた3タイプの内、タイプ2のWeb上の書籍化打診に期待する方の自主企画との触れ合い方について述べて参ります。


 3話でも述べたランキング反映対象外制約がある以上はこれを意識して戦略を立てねばなりません。そのために私がまず行った自主企画のメリットとデメリットの洗い出しを紹介致します。前回まではともったいぶっていた存在についてもここで明かします。それはずばりカクヨム運営です。一見して自主企画は書き手と読み手のお見合いの場としての意味しかないように私にも思えていましたが、何故そもそも他のWeb小説サイトにはない自主企画があるのか考えた時に、カクヨムにとってのメリットもあるはずだと思いついたのです。


【自主企画のメリット】

作家視点

・自由に条件を指定して作品を募集できる

・実績が無くてもカクヨムの目立つ位置でアピールできる


読者視点

・ランキングに頼らない作品漁りができる

・異世界ファンタジー、現代ファンタジー、現代ドラマといった大ジャンルよりももっと具体的に作品を見定められる


運営視点

・作者に読まれる満足感を与えることで作者の他サイトへの流出を防げる

・作者に読まれる場を提供することで掲載作品の多様性を保てる



【自主企画のデメリット】

作家視点

・参加すると評価を得てもランキング反映対象外になる


読者視点

・読者主催の自主企画の場合どんなに応募作が優れていても★の価値が薄れる


運営視点

※運営のデメリットは現時点で私には思いつきませんでした



 私は各立場における自主企画のメリットとデメリットを上記の様に考えました。まず立場については、書き手と読み手の二者はご覧の読者様も容易に想像がし易いかと存じますので、運営視点を掘り下げて参ります。

 また、メリットとデメリットついては作者視点でのデメリットのみ掘り下げて参ります。本創作論をご覧になる方は十中八九作家様でいらっしゃると私が見込んでいるからです。


 次回はこれらの掘り下げを行う予定です。

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