桜かな?
「大丈夫?」
誰かに話しかけられたのは気のせいだったようだ
今は現実なのか、夢なのかわからない世界をいろうろしている。
世界がピンクすぎて目がチカチカする
通りかかった信号機も撫でろと言わんばかりに見つめる猫も美味しいコーヒーも全部ピンク
この世界はピンクが好きずんか?
「馬鹿な主人公なんだね」
『へ?』
「あんたは馬鹿すぎるなんで、自分の体調を心配しないわけ?」
姿はその人だけ暗い影に包まれて顔が見えない
『俺はなにも悪くないよ?』
「単調直入に言うけど
君は桜になる」
『はぁ?』
何馬鹿なこといっているんだろうか?
俺は人間だぞ?言葉だって、動きだってできるんだぞ?
「大きな勘違いをしてるみたいだけど
君は運命的に決まっていたんだよ」
『意味がわからないし?ピンクだらけなのもそれが原因?』
「頭がいいんだか、悪いんだかわからない主人公だね」
『はあ、、うぐ、』
なにも、、しゃべれない、、?
「もういいや、わかってもらうしかないな」
指を動かした瞬間
ぴゅいん
『?!うぅー?』
頭がまた激痛に襲われる
また、景色は薄れていく
「我は言ったからな、、、桜の少年よ」
「いや、、、私の よ」
なんで、俺は記憶を薄れがちなんだろう
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