第9話 社会の外側
生活保護は楽な暮らしではない。そして、意識においても、社会の外側に出たような感覚にとらわれる。スティグマはないつもりだが、あるのかもしれない。
波状攻撃のように襲う無一文、火木日は無一文になる日だ。なお、無一文とは、所持金100円未満をいう。苦しい。
しかし、精神疾患を抱えていては、一般世界に戻れない。死ぬまで生活保護に頼るしかない。
どこで間違えたわけでもない。なるべくして生活保護になったのだ。運命。そうとしか言いようがない。
生きるの。その言葉が重い。
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