第10話 酒とタバコ
生活保護で酒とタバコ。無理でしょ。しかし、無理を通しました。食費を削ったのです。公序良俗に反するという意見も聞きました。
転機なり 酒も煙草も 捨て去って 何が楽しみ あろうかるらん
1日1食です。ほとんどが、酒とタバコに消えました。100キロあった体重は、70キロまで落ちました。みんな、急激に痩せたので心配してくれました。
1日1500円の生活です。食費は400円まで。無茶しますね。すき家のたまかけ朝食が280円です。ご飯ミニの卵2個で300円です。冷凍の、五目あんかけ焼きそばが321円です。ケンミンの焼きビーフンが213円です。1000円は大金なのです。
高校時代の先輩に、生活保護でタバコか、とたしなめられました。身近に生活保護受給者が何人もいますが、喫煙者は多いです。やめられないんですね。
文化的な支出はありません。喫茶店にも行けなくなりました。それでも、酒とタバコ。医者は良い顔しませんね。ケースワーカーも良い顔をしない。それでも、ケースワーカーは酒とタバコをやめろとは言いません。それは人生観の問題、生き様だと。
無様ですね。実に私らしい。自虐に走るか。次は女と博打。それは流石に無理でしょ。ね。
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