第一章9「能力ースキルー2」
執務机の上に肘を立て、指を組んだ上に顎を乗せる、まるで司令官の様な姿の彼の人の顔は、妙に悪戯めいていた。にこりと浮かべる笑顔の奥に、どんな企みが隠されているのか、ハルトはハルトは知る由もなかった。
「イダスタでは出来なかったし、此処でやる方が精度も高いからオススメよ。お願いね、ライヤ
「貴女という人は…」
ワザとらしい呼び方は、碌なことを考えていない時の前兆であった。 仕事も溜まっているのにという言葉を呑み込み、仕方なしとライヤは少年の元へと向かった。少年にとっては悪く無い条件であることを承知していたライヤは、敢えて彼女の提案を拒否することはなかった。それは、彼なりの小さな冒険者への花向けと謝罪でもあった。
「ハルト君、俺が出してあげよう。 こっちに来てくれるか?」
「え? あ、え!?」
剣士としても魔導士としても優秀だというその人は、貴重だと言った鑑定スキルも身につけているらしかった。その事実に驚きと共にさらなる尊敬を抱くことになっても無理はない。騎士と魔術師の二人は、憧憬を込めた瞳で目の前の金色の青年を見遣った。今日だけで彼の株がどこまで上がるかは測りしれない。
混乱するハルトに手を差し伸べ、魔導具の前まで誘う姿はどこまでも紳士的であった。
「色男君、早くしてー」
ニヤニヤとした、最早得意と言っても差し支えがない下卑た笑みを浮かべる巫女を再び影の中から嗜めるも彼女は止める気配が無い。そんな彼女を呆れた様に一瞥してから、ライヤはハルトに説明を始めた。
「この球体の中に両手を入れてくれないか?」
「は、はい」
ハルトの目の前には、不思議な浮遊感と硬質を見せる一つの海の様な球体型の魔導具。何処からでも手を入れることが出来るというので、袖を捲り上げた後に、ハルトは指先からそっと正面にある球体に手を入れた。肘下まで入れたハルトは、表面の肌を撫でる風の様な温かさと、それでいて掌はひんやりとした液体の様なものが触れるという不可思議な感触に襲われた。彼が手を入れたのを見届けると、ライヤがその球体の外側に手を翳し呟いた。
「《
次の瞬間、ハルトの腕先の魔導具が淡い光に包まれ、彼は思わず目を瞑った。光の収まりを感じたハルトがそっと目を開くと、彼の目の前に頭上には何かが記されている立体液晶画面の様なものが現れていた。
「もう手を戻しても構わない」
「あ、はい」
濡れたわけでないのに、両手からそんな感覚がしてハルトは思わず掌を見つめた。裏返してみても、濡れたり何かを纏った形跡はない。
「自分のマナに触れるのは初めてだったか?」
「はい、さっきのは……」
「球体の中に手を入れると、君自身のマナが球体内に満たされる。マナを自覚できる仕組みになっているから、自身のマナがどういう物なのか感じやすくなる。マナの自覚はマナのコントロールを学ぶ上で重要な事だ。どんな感じだった分かるか?」
「えっと、温い風みたいなのと液体みたいなものが……」
「そんなの良いから早くこっちにいらっしゃい」
貴重な経験である、国の聖剣からのレクチャーは長くは続かなかった。せっかちなのか飽き性なのか、肘をついたまま二人を手招きする美人の姿は、待ての出来ない子供の様であった。
「最初の時にマナに触れる感覚を掴むのが大切だとどなたかが仰っておりましたが?」
「それだけ感じられれば十分よ。ほら早くぅ」
自分達に声を掛けておきながら、つと視線を上げたその人を見て、ライヤは溜息を吐くしかなかった。既に彼女の意識は彼を表す文字を追いかけることに集中している。何を言っても無駄だと十分理解している聖剣は、少年を美人の元へと促して、その後に自分も続いた。
「ハルト君の現時点での能力値はこちらでーす」
じゃじゃーんと音が聞こえそうな言い方ではあるが、いつも通り椅子の上に膝を立てて手を付きその上に顎を乗せて行儀悪く座っている巫女の姿は、あまり楽しそうには見えなかった。どうやら既に結果を把握した様である。不服であるという表情を隠しもせず、既に興味関心を持たない色の無い眼で画面を眺めていた。最早溜息まで吐きそうなその姿に、流石に少年への同情を覚えた影の中の人物は、己の影を使い、ぺしりとその人の足元を叩きつけることでその傍若無人にも近いその人の身勝手さを嗜めた。
そんなやり取りにも気付かないハルトは、巫女の隣に立ち、視線を上げた先の画面上の文字に一つ一つ丁寧に目を通していった。
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【名前】ハルト
【性別】男
【年齢】15
【種族】人族
【職業】見習い冒険者
【能力値】
体力 C
攻撃力 D
防御力 E
素早さ C
マナ量 D
運 C
【マナ属性】風、水
【状態異常】無し
【装備品】
武器:ロングソード 属性付与:風 C
防具:冒険者の服 E
アクセサリー:そよ風の指輪 C
【スキル】
優しさの行末
興味
緊急回避
剣術の心得
運搬 D→C
魔眼 E
魔導具の心得 E
【職業専用スキル:冒険者】
ダンジョン解放
アイテム発掘
生命の決断
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そこには、この世界のハルトの嘘偽りのない
「これが、俺の【ステータス】……」
ハルトは食い入るようにその画面を見つめた。初めて見る、自分を表す客観的な評価。それはまるで——。
そんな彼に水を差す人物が居た。
「……すっくな」
「うっ」
これでもかというほど顔を顰めて、明らかな非難をボソリと口にした巫女。すぐ隣のハルトには、残念ながらそれが届いてしまっていた。凡庸であることはある程度自覚していたが、はっきりとそれを他人に指摘されると、やはり傷付くものである。そんなに悪いだろうか、という心の中の泣き言に対して、救いの手を差し伸べたのは、今日だけでポイントを荒稼ぎしている黄金の獅子であった。純粋な優しさからの慰めが、ハルトの心を癒していく。
「貴女の基準で判断しないでいただきたい。ハルトくん、最初はこれだけあれば充分だ、この人の言うことを気にする必要はない。これは『能力値の可視化』と言って、普段感覚で行っている事を自覚することで、その能力を効率的に強化するための指標にするようギルドでも導入している鑑定法だ」
ちなみに、見習い時は無料であるが、ランクがついた後にギルドで再度この鑑定を受けると中々の金額を持っていかれるという点を予め留意しておきたい。
「【優しさの行末】ってスキルは聞いたことが無いですね」
ハインツが不思議そうに呟いた。その言葉を拾ったのは巫女だった。彼女の不機嫌な眼は、ある一点を見つめたまま動かない。
「誰しも必ず一つはあるはずのユニークスキルだ」
彼女が先程から気にしていたスキルは二つ。ハインツが言ったものと、もう一つ。
彼女は、自身の中に潜む忠実な影に声を掛けた。それは、彼女の興味からか、或いは——。
彼女と影の中の影とのやりとりに青年と侍女は気付けど、内容まで彼らが詮索することは無かった。二人の親密にも見られる内密なそれはよくあることである。
二人の様子を気にせず、ライヤは丁寧な解説に入ってくれていた。本来であればハインツの役割だろうが、彼は口を出すことは無かった。それが分かるのは、もう少し後のことである。
「ユニークスキルは自身でしか内容を確認することが出来ない。これは君にとっての課題の一つかもしれないな」
「あの、ランクが付いてるものとそうでないものの違いっていうのは……?」
「本質的に備わっているかどうかの違いだ。ランク表記の無いものは『頭打ち』になることが無いスキルで、ランク表記があるものは、どれだけ磨いても成長しなくなる恐れがある。両者とも、現段階で顕在化していないものであっても、何かのきっかけで目覚めるスキルも多数存在する」
「【剣術の心得】にランク表記が無いってことは、【剣聖】以上の存在になる可能性があるってことだぜ」
「だから
二人の相槌を聞き、ハルトは自身の腰に下がっている、今まで一度も抜いていない剣を見た。使っていないためか、新品の輝きを持つそれは、まるで今のハルトと同じ様であった。期待に胸を膨らませながらも、未だ殻から出ていない純粋すぎる姿。昨日の体験で植え付けられた恐怖はいつの間にか消え去り、その相棒を握り込む日が来ることを心待ちにしている自身に気付いた。我ながら現金な奴だと思いながらも、実感し始めた自分の能力はを試してみたい気持ちに駆られたのは、確かに能力値の可視化によるものだろう。知れば知るほど、溢れてくるのは興味による好奇心。
「俺も剣術の心得は【SS】止まりだから、油断すればハルト君に抜かれてしまうな。強敵現るといったところか」
「えっ、す!?!?」
(嘘でしょ……普通は【A】止まり、数年に1人【S】ランクスキル保持者が現れるかどうかっていうのにっ)
(【剣術の心得】で【SS】なんていったら事実上、世界でも5人と居ない剣士の最上位ランク【剣神】じゃねぇか……!?)
とんだチート野郎とはこの男のことである。涼しい顔をして自分の能力を隠す事なく、自慢するでもなく堂々と発言できるのは、彼の自信の現れなのかそれともその純粋さが為せる技なのだろうか。
そもそもSランク以上に細かなランクが存在していることなど知らなかったハルトは、ただただ側に立つ金色の青年をポカンとした表情で見つめるしか無かった。この城、いやこの国に来てから彼がこの表情を何度作ったことか。彼は、自分が体験していることが普通なのかそれとも例外なのか分からなくなったのである。いや、二人の心強い先輩冒険者と出会った時点では、日常の中のちょっとした非日常を楽しむだけの感覚であった筈が、彼の人と出会ってから全てが可笑しくなったのである。
「ま、貴女の剣術なんて未熟なんだから、それぐらいのライバルがいてくれる方がこっちとしては助かるけど」
こうやって、すぐに彼の中に生まれた常識を崩していくのは、いつだって彼の人であった。
「確かに、剣術訓練で一度も巫女様に勝てたことはありませんが、貴女の様な規格外の方と俺達を一緒にしないでください」
「かてっ、え!?!?」
(冗談だろ……訓練とはいえ剣神レベルの人が勝てたことが無いだと!?)
(巫女様といえば巫術師という噂なのに……どういうことなのよ……!)
一般的には【S】ランクであることが既に名誉であるというのに、それを上回る存在が二人もこの場に居ると言う衝撃が三人を襲った。どんな規格外の集まりなのだろうか。この調子では先に現れた大魔導師様もとんでもない人物だったのでは無いかとハルトが疑念を抱くのも仕方がないことである。
「そんなことより、折角だから彼の能力値の説明をもっとしてあげてくれない? 貴方、
貴女が話の腰を折ったんだと言いたいのを我慢し、今は少年に尽力しようと説明を再開したライヤ。その様子から彼の日頃の苦労がその場の存在に知れ渡ることとなったが、ふとハルトは一つの引っ掛かりを覚えた。
「他のスキルも簡単に説明しておこう。【緊急回避】は体験したから分かると思うが、必ず攻撃を避けることが出来る。恐らく今回の場合、無自覚状態でのマナ使用により装備していた風属性魔石が反応したことで、スキルを自覚してない状態でもスキルを発動することが出来たと考えられる。 風属性はこのスキルと相性も良いから成功したんだろう」
「あと、【魔眼】もね。普通なら恐怖のあまり目を瞑ってもおかしく無い状況だった昨日、君は一回もそういう状態にはならなかったんじゃない?」
「そういえば……怖くて身体は動かなかったですが、何だか目を閉じたらいけない気がして」
「それが魔眼の初期発動症状だ。魔眼には色々な状態が存在するが、『敵から目を逸らせないこと』や『敵の弱点がなんとなく見える』と言った状態になると戦闘が有利に運ぶ事がある。剣士であるならば最初から身に付けていて損はない」
「【魔眼】については彼女から聞くことね? 良かったじゃない、身近にスキル持ちが居て」
にっこりと微笑みながらリーシェを顎で示す巫女に三人はもうどう驚いていいか分からない気持ちに包まれた。何故彼女のスキルが分かったのか、鑑定スキルをいつ発動したのか、聞きたいことが増え続けるばかりの時間であった。そんな三人に構わず続ける人物はワザとであるのか、本当に気付いていないのか。何となく前者である事が分かり始めたハルトは今日だけである意味物凄い成長をしたと思えた。
「まぁ、他のスキルは基本的には皆が持っているスキルだから説明はいらないな。 運搬のランクが上がったのは良かったわね」
(絶対今日のアレのせいだ……)
室内全員の目がローテーブル上のきらりと輝く重しにいってしまったのは仕方がない事である。ご丁寧に矢印により変動を記されていることから、その見解に間違いはないのだろう。
ふと、画面を眺めていたリーシェが気付いたことを訝しげに口にした。
「でも、見習い冒険者なのに能力値が少し高くないですか?」
見習い冒険者であれば通常全ての能力値がE、またはDの項目が1つあれば良い方であるはずが、ハルトの場合は違っていた。確かにE以外の項目が目立つ。
「ひょっとして、昨日の討伐クエスト参加で成長した、とか?」
一つの可能性を口にしたハルトは、まさかという思いであった。あんな地面を転げ回っていただけの出来事で簡単に能力が上がるだなんて——と。
「そういうこと。 流石に見習いがいきなりA級討伐の、所謂経験値みたいなものを得たらあまりにも跳ね上がっちゃうからこっちで分配は調整したけどね。 優しいでしょ?」
「確かに、適性値ではありますが、そういう配慮は、そもそもこういった状況になる前に頂きたい」
成長したのに防御力がEのままなのが少し気になる点だとハルトは思ったが、昨日の体験から成長させてもらえたと思ったら文句は言えなかった。というか、そもそも経験値、の分配とは普通に為せるものなのだろうか。誰も疑問に思っていない所を見ると、そういうスキルとか仕組みがあるのかもしれない。
彼の人と話すと疑問しか浮かばないハルトは、既に知識という意味でも今日は限界が近付いていた。
「見習い研修が終わったら心臓石を加工して防具でも作るのをおすすめするわ。防御力ぺらっぺらねぇー、あははは」
防御力の項目を指して呑気に笑う巫女を見て、そう思うなら防御力にも経験値を振れば良かったのではとその場の全員が思ったが、口に出した所でその人の謎理論を聞くだけであることを何となく察していた。三人は早くもこう思うことにしていたのである。『巫女様だから仕方がない』と。
「とりあえず、これで以上だ。 職業専用スキルについては、イダスタの受付嬢であるティア殿に聞いた方が良い」
一度区切ったライヤは、深い空の様な色を携えた双目でハルトをしっかりと見据えて言葉を託した。
「これから冒険者として楽しい事も辛い事もあるだろうが、『必ず生き残る』という思いを忘れず、日々を過ごして欲しい」
「はい!」
「お二人は、冒険者の先輩として今後も彼をサポートしてあげてくれ」
「「承知しました!」」
どうやらこの会合に終わりが近付いていた。三人はルティルにお茶の礼を告げることを忘れなかった。その人物と共に過ごすことに慣れているだろう彼女に対して、尊敬の念を抱くことを忘れずに。黙ったまま、綺麗なお辞儀を見せる侍女は完璧な姿であった。ライヤは自身も退室するというので、彼と共に巫女へと君主への礼を捧げる事を忘れなかった。聞いてはいたのだが、初めての最上位の礼式に戸惑うハルトを、下卑た笑みで見遣る巫女はその乱れた姿勢もあり、君主というより暴君の様にも見えた。だが、きっとそれは勘違いである。ハルトはそう思いたかったし、それは確信に近い形で彼の頭の中に植わった。
ライヤに促され、三人が今度は正式な扉からへと向かっていた途中で、巫女が不意にハルトを呼び止めた。
「ハルト君」
いつの間にか立ち上がっていた彼女の姿が、振り返ったハルトの目には昨日の様子に重なって見えた。その顔は色々な感情が綯い交ぜになったような混沌とした眼を携えながらも、それに反してくっきりと綺麗に描かれた口元の弧があまりにも不釣り合いの様な、それでいてあたかもそれが自然であると言わんばかりの様な不思議な気持ちにさせられる表情だった。しかし、昨日とは違いそれは一瞬で消え失せ、その後はひらひらと手を振り、何度か見た普通の笑顔を浮かべていた。
「また遊びに来てねぇー」
その自然な姿があまりにも不自然に見えて、ハルトには印象的に思えた。それでも、やはり彼女の眼を向けられた彼は、妙に落ち着きのない鼓動と、大きな不安の中に不可思議な安緒を感じた。目を逸らしたくない、逸らされたくない、見知らぬ願望が渦巻く頭は、破裂しそうなほどであった。
「ハルト君?」
「……っ!! 今行きます!」
扉を開けたままで待っていたライヤに声を掛けられなければ、自分はどうなっていたのだろうか。まるで全てを捉われ、喰われてしまっていたのかもしれない。彼の人の全てに、包まれながら——。
そんな恐ろしくも甘美な
バタンと控えめな音で扉が閉じられた瞬間、彼女の顔は一変した。国の統治者としてのそれでも、ギルドの統治者としてのそれでもない、況してや最高峰の冒険者というそれとはかけ離れた、全く異なる
「【興味】、か。 なるほど、やはり素質はある様だな」
新たに差し出されたのは、紅が映えるワイングラス。受け取ったそれを、より鮮明な紅の間に静かに注ぎ込んだその人は、ごくりと艶やかな喉元を晒しながらその液体を全身へと取り込んだ。それは楽しんでいるというより、楽しんでいる無機質な儀式としてその場に映っていた。
いつの間にか出てきていた影は腕を組み、彼女の座る椅子の背もたれに寄りかかるようにして背後に立っていた。
「ということはもしやあのスキルが……」
「まだ分からんな。 あれの内容が知りたい」
グラスを遊ばせるように傾けながら、背後の忠実な従者に静かな命令を下した。それは、日頃とは違う、絶対的な音であった。
「承知しました」
腕を下ろした影は、恭しく彼女の前に膝をつき、
次の瞬間には、男はその場から音もなく姿を消していた。幽かな揺めすら残すことなく。
「案外気障よね、彼」
「気障、ですね」
どうやら、その人にはロマンチックを解する回路は有していないようであった。
差し出された禁断の果実を遠慮なく摘む姿は、色恋とは程遠い、むしろ残虐さを秘めた姿であった。
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