第2話〜言わなきゃいけないのに〜

向日葵side

桜「私、夏翔が好き」

撫子「え?」

向日葵「え、」

うそ、桜、夏翔のこと好きなの?

……どうしよ…私も、夏翔のこと、好き、なのに…

言わなきゃ、私も好きだって、でも、でも、これで桜との仲が悪くなったらどうしよう…


       2年前、高1

        ピピッ

夏翔「お、すげぇ!向日葵!またタイム縮んだじゃん!」

向日葵「ほんと!?やったぁ〜!」

夏翔「流石だな!中学の時から見てきたけど、ほんとにお前すげぇよ!」

向日葵「ッ!!ありがと」

ほんと、そーゆーとこだよ…ほら、また好きになっちゃう…

夏翔「ま、俺のことは抜かせねぇけどな!」

向日葵「は、はぁ!?絶対抜かすから!」

夏翔「wwやってみろよ!」

向日葵「ほんとwムカつくな〜」

夏翔「ふはっwwww」

向日葵「あははwwww」

楽しいな…陸部入って良かったw

夏翔「お前ってさ、」

向日葵「ん?」

夏翔「ホントにヒマワリみたいだよな!」

向日葵「へ?」

夏翔「笑顔が!ニッ」

向日葵「!?なにそれ〜ww」

あんたのが、ヒマワリみたいだよ


       1年前、高2

桜「私、ホントにみんなには感謝してるから!」

夏翔「なにんだよ急にw」

向日葵「ホントだよ!ww」

桜「1年前のあの時、みんなが声をかけてくれなかったら、ずっと1人だった、だからありがと!ニコッ」

なにそれ、大袈裟だなぁw

冬弥「別に?w」

秋斗「俺らが声かけなくても、ずっと1人ってことはないと思うけどw」

撫子「そうだよww」

桜「でも、みんなといれて幸せだからさ!ありがと!」

夏翔「おう!ww」

何言ってんだかww

向日葵「まぁ!私と桜と撫子は親友だからね!」

桜「え?」

撫子「ふっ、そうだね!w」

桜「うん!私、何があっても2人からは離れないわ!」

向日葵「あっははwwww」

ほんと大袈裟ww

夏翔「おいおい!俺らは!?ww」

秋斗「離れるって〜」

冬弥「そっか、仕方ないな」

桜「え、ちょっと!?」

みんな「あははwwww」


        現在

…何があっても離れない…

私は、ヒマワリみたいな夏翔が好き。でも、それ以上に桜が大切。信じてもいいのかな。あの言葉…。

撫子「そっか、応援するよ!」

あ、

桜「ありがとう!」

……桜、嬉しそう…。

向日葵「ゎ、私も応援する!」

桜「ホント!?もう、2人とも大好き!ほんとありがとう!」

向日葵「だから大袈裟だってぇ〜ww」

あぁ、言えないや!

別に、桜を信じてない訳じゃないし、夏翔が好きなのは変わらない。でも、それでも、やっぱり親友を応援したいよね…。例え、自分が苦しむことになっても、それでも…。

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僕らの恋物語 アイカ @aika_pippi

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