1年目 5月3日 気分を変えて

「そら、いつまでもこうしてはいられないんじゃないかな。」

『・・・』

『俺もうわかんないよ』

「・・・」

『栢菜に悪いことした気がする...』

「それはないでしょ」

『...?』

「地震が一番悪いわけだし。」

『...だよな。』

そらは地震を恐れている。だけど、友達が消えることを第一に恐れている。

家族ならどうでもよいそうだ。父と母はとっくに死んでいる。

[裏知らずと裏知らず 谷宮とそら編へ]


『気分変えていくか。もうすぐ体育祭だし。』

「せやせや」

『そういや、先生のSYTYどーなったん?』

「つーほーした!!」

『おけ!!』






(おい、そら 起きろ~)

「ゔーん...」

(もう7時だぞ。わしもいつまで生きとるかわからんが。さっさと起きい)

「そやね...。」

次回 本編に組み込む そら編


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