第7話 「可愛いは正義」
「焚き火で身体も温まりましたし、そろそろ出発しましょうか」
「りょうかいっス!」
しばらく歩くと、洞窟内部から滴り落ちる水滴によって、ところどころ水溜りになっている箇所があった。
「皆さん、ここは足元が悪そうなのでお気をつけ……って、うわっ!!」
コテン。
「おっと! 大丈夫か!?」
「ユウタ、怪我はないっスか!?」
(いたたたた……警告した自分が一番最初に転んでしまった……あーあ、こんなカッコ悪いところを聖女様にもみられてしまった……聖女様、僕のことじっと見つめてるし、カッコ悪って思ってるんだろうな……)
「……」
(……ええええええええええ!!!!!ねぇねぇねぇ!!!!!
今のみた!? かわいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!! 超可愛いんですけど!! まるで、小動物を見ているかのよう!! 今のポイント高いわああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!! 私に幸せを届けてくれる天使のよう!! いやもう既に天使通り越してる!! 愛してる!!! 眼福!! ラブリーマイエンジェル!!!)
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