第19話 白銀の瞳
私の名前は、エミリー。
世の中には、苗字を持っている人もいると聞いたのだが、私には無かった―
私はとても小さい頃、親に捨てられたしまった。
だから、お父さんやお母さんの記憶は無い。
そして私も、それを悲しいとも思わない。
ニアお婆さんがいたから。
いつも優しくしてくれて、そばに居てくれて、時には、叱られたこともあった。
そんなニアお婆さんが、宇宙一大好き。
ある日ふと、お世話になっていたニアお婆さんが死んでしまった。
死因は、暴行による出血死だと、お医者様が言っていた。
悲しい。
苦しい。
寂しい。
そして、とても悔しかった。
きっと、ニアお婆さんを殺めてしまった人にも、何か事情があったのだろう。
全て、白銀の瞳のせいだった。
きっとお父さんやお母さん、場合によってはもっと大勢の人達が、そんな理由で私を見捨ててきた。
この国で、白銀の瞳は悪魔の象徴。
白銀の瞳の悪魔がこの国を滅ぼしかけ、沢山の人々を、虐殺した。
その時の死亡者が5万人に昇り、この国で白銀の瞳は忌み嫌われた。
白銀の瞳で産まれてきた子供も、酷い扱いを受け、親に捨てられ、裏の世界でひっそりと、孤独に生きた。
それしか、生きる道が無かった。
そして私も例に漏れず、孤独に生きて行くはずだった。
しかし、辺境に行く馬車の途中で襲われた。
私が何をしたの?
その思いで一杯だった。ひたすら逃げ続け、着いたのがこのダンジョンだった。
ダンジョンに入った私はモンスターに攻撃されたけど、必死に逃げた。
結局、着いたのは水晶のような素材で出来た、大きな部屋だった―
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
少し周りを歩いたけど、モンスターの気配は無いと思う。
本当に、綺麗な所だと思った。
「ガイアスダンジョンの攻略により、ユニークスキルが解禁されました。」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
どうも、作者の椋鳥です。
本当に、投稿が遅れてしまい、申し訳ございませんでした。
最近は寒さも本格的となり、なかなか筆が進まず、あまり書くことが出来ませんでした。
これからも、精一杯頑張って行くので、応援、宜しくお願いします。
最後になりますが、誤字脱字等ありましたらコメントで書いていただけるとありがたいです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます