きっと忘れない
@tnk-com
第1話
僕が中学2年生の時。
いつものように部活をゆるく楽しんでいた。僕はソフトテニス部に所属していたが人数が多いので、僕のグループは駐輪場での練習だった。そこで事故が起こった。
ボールを駐輪場の屋根にのせてしまったのだ。ただ取れない高さではなく、何人のも仲間が屋根に登ってボールを取っているのを見ていた僕は、余裕だろうと思っていた。それは自分の運動音痴さを甘く見ていた。
登るまでは余裕だった。屋根は2mちょっとの高さ程だったが簡単に登ることが出来た。問題は降りる時だ。登る時に使った足場に足が届かなかった。手だけで体を支えている状態で中学生が長続きするはずがなかった。唐突に風が吹き、僕の体を揺らす。振り子のように揺れていたのが段々と大きくなり、手に負えなくなっていた。そこで体操選手のように綺麗に着地出来ればどれだけかっこよかっただろうか。その頃の僕にはそんな余裕はなかった。
きっと忘れない @tnk-com
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。きっと忘れないの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
関連小説
適当とバランス最新/@omuro1
★35 エッセイ・ノンフィクション 連載中 103話
好きなことを、好きなだけ最新/宇部 松清
★188 エッセイ・ノンフィクション 連載中 2,097話
思考のノート最新/@DojoKota
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 7話
VIP? 10万円の紹介!新作/崔 梨遙(再)
★0 エッセイ・ノンフィクション 完結済 1話
茶うさぎから白うさぎへの手紙 2024最新/メラニー
★0 エッセイ・ノンフィクション 連載中 319話
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます