双子の魔術

「精霊がこんなに懐くなんて……」


 サラマンダーを迎えに来た使役者(テイマー)のお姉さんは、ぼくのとなりでじっとしている自分の契約精霊を見て唖然としてそうつぶやいた。


 この子はどうやら下位精霊と呼ばれる存在に該当するみたいで、本体は全身から炎を噴き出す地亜竜(ランドドラゴン)に近い見た目。


 未踏破領域で古い精霊信仰の名残の神殿で祀られているの見つけて、必死の思いで何度も足を運んで交流を深め、ようやく契約にこぎつけたらしい。


 人が未だに踏み入ったことがない秘境とか遺跡とかを未踏破領域って呼んでいて、ここの探索が冒険者の仕事の花形って呼ばれてる。西側に圧倒的に多くて、東も結構ある。


 精霊は基本的にはその未踏破領域でたまに見かける存在で、下位でもそこらの魔獣を凌駕する力を持っている。気位も高く、とてもじゃないけど人に懐くような存在じゃないそうだ。


「サラマンダー、戻ってきて」


 さっきから懇願する契約者ガン無視でぼくを見てるんだけど。


 恐る恐る頭に手で触れてみる。すべすべの鱗は熱のおかげで温かい、撫でてみると気持ちよさそうに目を閉じて、燃える舌をチロチロと動かしはじめた。


 機嫌が良い……でいいのかな。


「……私でも迂闊に触れないのに、使役者の才能があるんじゃない?」


 使役者のお姉さんあらため、ヒルダさんがぼくをみて呆れたように言う。


「ぼく、使える魔力ほとんどないので」

「……召喚術は厳しそうね、使役術も流石に精霊本体を街まで連れて行くわけにはいかない。過去に直接契約を結べた例はないから、確実に大騒ぎになる」


 使役術も召喚術も都市部では比較的メジャーな術式なのだとか。だからこそ情報もある程度共有されていて、ギリギリで高位魔獣とか呼ばれてるものが最大値。精霊とか特別な呼び名を持つ存在を直接使役できた人間はいないらしい。


「例外は星竜教の星殿騎士(テンプルナイト)くらい、認めてもらえると神星竜オウルノヴァ様が聖竜との契約を仲介してくれる。本来は人が従えられるような存在じゃない」

「なるほど……因みにもし」

「やめておいたほうがいい」


 直接契約結びたいと告げたらどんな反応をするんだろうと声にしかけたところで止められた。きょとんとするぼくとスフィに、ヒルダさんは真剣な顔を向けた。


「幻体とはいえ、精霊が初対面の子に身体に触ることを許すのは異常。迂闊にその意志を口にしたら直に迎えにきかねない」

「……なんでもないです」


 ガチ目の忠告だった、なんでもないことにするという意思を告げたらサラマンダーは目に見えて消沈した。さっきまで松明くらいあった尻尾の炎がロウソクだ。


 これ迂闊なこと口にしたら「言質とったどおおおお」とばかりに本気で来かねない。懐かれてる理由がまったくわからないから怖い。


 あの保管庫みたく、前世で友好的に接していた子たちと再会出来たとかなら話は別だけど。燃えるトカゲや恐竜なんてのは流石に知らない。


 ぼくとそんなレベルの交流があったのは『黒くて犬っぽいクロ』と『身体を雪に変えられるシマエナガ』、『白いハニワみたいな動く石像』。


 あとは『どこにでも居てどこにも居ない雄の三毛猫』と『いつもペストマスクをつけていて人間を治療したがるペンギン』。


 ……それから、仲良くしようとしてくれてたけど、初対面が原因でぼくが受け入れられなかった『動く大きな熊のぬいぐるみ』。


 全然かすってすらいない。なのにこんなに懐かれるのは、嬉しいとかを通り越して不気味だった。


「召喚術あたりなら、覚えたいかも」

「あなたみたいな才能は歓迎したい……だからサラマンダーを返して……」

「契約者のところに戻ってあげて……」


 だんだん切実になってきているので、ぼくの方からも契約者のところに戻るようにお願いしてみる。渋々といった様子で契約者の足元に戻ったサラマンダーに見つめられながら、ぼくは深い溜め息をついた。


「大変かもしれないけど、騙されて直接契約を結ばないようにちゃんと学んだ方が良い」

「うん……」


 旅の最中で出会うことだってあるかもしれない。そう考えると後で良いとか言ってられなくなってしまった。


 強力な味方を得られる可能性があるのは嬉しいけど、なんでぼくの手元に来るカードってめちゃくちゃ強いけど人前では出せない系ばっかりなの……?



 ヒルダさんからやんわりとした使役者(テイマー)ギルドの勧誘を受けつつ、何とか回避した。


 色々聞いてみてわかったけど、冒険者ギルドでやっている見習い教習には2種類があるらしい。


 ひとつめは見習いに冒険者に必須な技術を教えるもの。それぞれの役割(ロール)に適した動き方とか、戦闘技術、採取のコツ、毒物や罠の見分け方、未踏破領域に踏み込む際の心得。


 ふたつめは今回のような技術のお披露目を兼ねたもの。冒険者側のメリットは選択肢の増加、教官側のメリットはマイナーな技術や役割(ロール)を担う職業組合への新人勧誘。


 錬金術師の人はたぶん得点稼ぎが目的なのかもしれない。Cランクから先はある程度の品行方正さと対応力が求められる。教官役を問題なくこなせるっていうのは、評価として結構大きいらしいから。


 旅をするには錬金術師よりも冒険者の立場のほうが便利なのだ。


 質疑応答が終わって、教官役の人たちは鍛錬場から立ち去っていった。


 残ったのはぼくたちとニックパーティ、それと少し年上の見習いが何人か。ついでに身体を動かすつもりなんだろう、見習いは流石に西方人ばっかりで少し居心地が悪い。


「今日は人が多かったにゃ」

「いつもはもっと少ないんだけどさ、やっぱ魔術ってかっこいいよな」


 この街には魔術師ギルドがないし、魔術を直に見る機会があまりないようだ。魔術師もまた研究者寄りの人種だし、普通に暮らしてて接する機会は……医者を兼任したりする錬金術師より少ない。


「俺、魔術勉強してみよっかな」


 ニックパーティのもうひとりの男子、ミドが詠唱を反復しながらそんな決意を口にする。


「うーん、うちのパーティは魔術ムリかにゃ……?」

「獣人4人だもんなぁ」


 一方で質問しに向かっていたノーチェは現実にぶつかったようで肩を落としている。獣人だと難しいみたいなことを言われたみたいだ。無意識で身体強化に回してる分を除いた余剰魔力は結構あるからいけると思うんだけどなぁ。


「近接戦は超強そうだよな」

「まーそうだにゃ」


 自慢気に胸をそらすノーチェに、ニックは少し悔しそうだ。


「ノーチェちゃんもスフィちゃんもすっごく強いもんね」

「何度見てもジャンプで頭のうえ飛び越えていくのはおかしいと思う」


 錬金術師のお兄さんに袖に軽くあしらわれた女の子組、セナとミナもよく練習試合をしているようだ。


 あとジャンプで人を飛び越えるのはぼくもおかしいと思う。


「そういえばさ、アリスもそっちのパーティで冒険者やるんだよな?」

「そうだにゃ、うちの末っ子にゃ」


 ……なんかいつの間にか末っ子扱いになってるけど、日頃介護されてる身の上としては何も言えない。


「……こう、言っちゃ悪いかもしんねぇけど……何が出来るんだ?」

「…………」

「むっ」


 ものすごく慎重に言葉を選びながら、センシティブなところを突っ込んでくるニック。


 ノーチェが物凄い困った顔でぼくを見てくる。ぼくは思わず反論しそうになるスフィの手をぎゅっと握りしめていた。


「いや、シスターが心配しててさ。冒険者は危ないことも多いから、あんなに身体の弱そうな子って」


 流石のぼくだって自覚してる。自分がベッドの上で一日を過ごすべきタイプの人間だってこともちゃんとわかってる。でも現実はそう簡単にはいかないのだ。


 だからこそ怯まずに、自分の口でいうのだ。


「――何もできない」

「いやそんな堂々と言われても……」


 だって見習いレベルだとガチの無能枠なのは事実だもの。


「……前から気になってたんだけど、アリスちゃんって魔術"は"使えないの?」


 隣で苦笑しながらやり取りを眺めていたフィリアが、思い出したように聞いてきた。


 一応、ぼくが錬金術師だってことは無闇に言わないことになっている。受付のお姉さんたちからのアドバイス、『ひけらかすと確実に誘拐される』というのが響いたみたいで、気づいたらそうなってた。


 なので言葉を濁したんだろうけど、錬金術は使えるのに魔術が使えないっていうのは当然の疑問だと思う。


 実際、根っこが同じだけあって共通してる理論や技術も多い。『すべての魔術が使用できない』といえば嘘になる。


 ぼくだっておじいちゃんに教えて貰った限りの魔術は記憶している。魔術と一口に言っても細かく分ければ種類や系統はかなり多くて、中にはぼくが使えるようなものだってある。


 ただ……。


「……つかえるけど、使えない」

「どういうこと?」

「んーと、使える魔術はある。効力が使い物にならない」

「……?」


 いまいちピンときてないみたいだ。口で説明するのはちょっとむずかしい。


「ちょっと見せる」

「アリス、だいじょーぶ?」

「うん」


 心配そうなスフィに頷いて、手のひらを上に向けた。これやると魔力完全になくなるけど、今日の仕事は終わってるし大丈夫かな。


「原初の七冠、大海を隔てしもの、静かなる海流、汝の名は深淵の海リヴァイアサン。我は弱きもの、我は願うもの、我は誓うもの。傲慢なる神の都を水底へ沈めし怒りの牙を、今再びこの手に授けん……」


 術ごとの細分化はされているけど、大きく分ければ自分の魔力だけを使うものと、超常の存在の力を借りるものに分かれる。


 世間一般的に『魔術』や『錬金術』と呼ばれているものは前者で、『召喚術』や『精霊術』、光神教会の信徒が使うっていう『神威術』は後者。


 ぼくが使える魔術は、魔術に分類されてはいるけど超常の存在の力を借りるもの。さっきの講義を聞いた後だから思うけど、理論的には召喚術に近いかもしれない。


 自分の魔力を高位存在に捧げる代わりに、その魔力量に見合う範囲で彼等の術を借り受けるもの。


「我望むは神話の海嘯、この手をもって普く命を再び海へと還そう」


 神話に出てくる存在が神話の中でぶっ放すような術を借りるわけで、発動させるのも制御するのも当然のようにめちゃくちゃ難しい。しかし高位の術になるほど、捧げた魔力に対して齎される見返りが跳ね上がっていく。


 判明してる最高位の術なら1の魔力で1000の結果を得られる。ただし術の難易度も1000倍だ。


 この術の良いところは発動に必要な最低値みたいなのが無いこと。生活魔術と呼ばれるような基本の術式くらいしか使えないぼくの魔力でも使える、数少ない魔術だ。


「すべてを飲み込め『滅罪の大渦メイルストロム』」


 体内の魔力がごっそり全部持っていかれ、手のひらに水の渦が出来上がる。


 ぴぴぴっとスプリンクラーのようにわずかな水滴が飛び散り、数秒ほどして水ごと消えた。


「ぼくの使える最大威力の魔術がこんな感じ」

「……にゃ?」


 眺めていたみんながこれだけ? と言いたげに首を傾げる。


「いや、魔術が使えるのはすげぇけど、なんか長い割には……その」

「しょぼいでしょ、使い物にならない」

「…………」


 ぼくの端的な表現にニックたちが言葉に詰まる。実際しょぼいと思う。


「ちなみにいまので魔力全部つかった」

「胸を張られても……」


 どやぁ。


「ま、そういうとこは期待してにゃいからな」

「なんというか、大変だな」

「アリスは凄いところいっぱいあるもん」

「わかってるにゃ」


 むくれるスフィをよしよしと撫でながら、ついでに魔力が尽きてだるいので寄りかからせてもらう。


 ぎゅっと抱きしめられながら顔をあげる。


「魔術の中でも魔力量に思い切り左右される術だし、ぼくが使うとこんなもの」


 他はせいぜいちょっと水を出したり火を灯したり程度。


 リソースが限られてるから、ぶっちゃけ錬金術の方が出来ることが多い。


「そんなもんかぁ……」

「私ならどんな魔術が使えるようになるかな」

「ギルドで教本借りれるって言ってたよね」


 ぼくのしょぼい魔術からはすぐに興味を失ったみたいで、ニックたちは魔術を勉強しようと盛り上がってる。


「それ魔力で変わるにゃら、他のやつが使ったらどうなるにゃ?」

「んー」


 原典は神話の中で、戦いの神に喧嘩を売られた海の神獣が神の住む巨大な都を海水の大渦で崩壊させたっていう一撃。


 神獣の力を借りて増幅されるとはいえ、人間の扱える魔力量だと……。


「大したことないんじゃない?」

「にゃんだ」


 ぼくがこの魔術を知ったのは魔術師ギルドの初代創設者が書いたっていう魔導書『七神獣秘文』を読んだから。だけど結論を要約すると『結局のところ普通の魔術のほうが遥かに扱いやすい』っていう身もふたもないものだった。


 おじいちゃんの家にあった魔導書は全部記憶してるけど、基礎と中級以外は稀覯本のたぐいが多かったんだよね。当時は自分が覚えていればいいやって感覚だったけど、人に説明する時は不便だ。


「うちのパーティは魔術とは無縁かにゃ」

「魔術の適性はスフィが一番高いけど」

「…………スフィ、自信ない」


 うちのパーティでは一番魔術を使えるスフィに水を向けると、しょんぼりと耳をたれてしまった。


「スフィちゃんも魔術使えるの?」

「んー……」

「使えるように練習してみたら?」

「お前魔術なんて使えたのにゃ……?」


 渋るスフィを説得してたら、ノーチェが戦慄したような顔をした。


 ふたりの戦闘力というか剣の腕はほぼ互角だから、焦りみたいなのがあるんだろう。


「第1階梯の魔術くらいなら大丈夫じゃない?」


 魔術はその難易度と効力によって第1から第10階梯までに区分けされてる。これは錬金術師ギルドと魔術師ギルドのランク分けと一緒。


 魔術師のお兄さんが使っていた『灯火』とかは第1階梯相当。まぁ判定は大分ざっくりらしいから、術式の難易度や威力の大体の目安って感じだ。


「でも……」

「ぼくはもう大丈夫」


 スフィのトラウマは魔術を暴発させてぼくをふっとばしてたこと。でも最大の武器でもあるので、ある程度は克服して貰わないといけない。


「……」

「無理にとは言わないけど、スフィは魔術を使えればすごく強くなれる」

「いやーいいんじゃにゃい? 無理なら無理で」


 ノーチェがちょっと焦ってるのを横目に説得を続ける。


「でも……アリスが……」

「大丈夫、信じてるし、今なら自分の身くらいは守れる」


 以前と比べてだいぶ防御手段が増えてきた。スフィが切り札になりうる魔術を使えるようになってくれると凄く頼もしい。


「練習してみよ、スフィのこと頼りにしてるから」

「……わかった、おねえちゃんがんばるね」

「別にそんにゃ頑張らなくても」


 結果的にライバル心が刺激されてナイスアシストになってるノーチェに心のなかでサムズアップを送りながら、やる気を見せたスフィからちょっと距離を取る。


「やってみる!」

「いやいや……」

「あれ、スフィも魔術練習するのか?」

「え、スフィちゃんも魔術使えるの?」


 ……ざわつくニックたちと一緒に興味津々のフィリアの袖を引っ張って、背負ってもらいながら。


「フィリア、背負ってはなれて」

「アリスちゃん?」

「おねがい」

「わ、わかったけど……」


 困惑しきりのフィリアがぼくを背負って鍛錬場の端まで離れていく。


 そこでこちらを見たスフィが少しほっとした様子で肩の力を抜くのがわかった。


 みんなにはここでお姉ちゃんの凄さをみてもらおう。


「いくよー! 流れる水よ、悪しきものたちを打て! 『打ち倒す水流アクアストリーム』」


 慣れた様子で詠唱を終えたスフィの目の前に、大量の水がうずまき始める。


「……にゃ?」


 近くでどんなものかと眺めていたノーチェの口元が引きつった。


「やー!」


 気合と共に放たれた魔術は、多少左右にたっぷりと余波を撒き散らしながら、鍛錬場に轍を残し進行方向にあった冒険者ギルドの壁にぶち当たって建物を揺らした。


 10秒ほど続いてからやっと放出が止む。余波で飛ばされてびしょ濡れになったノーチェたちや、削られて濡れた地面からみるみるうちに水分が消えていく。


 跳ね飛ばされた泥だけを残して、あっという間に鍛錬場が乾いた。残ったのは強力な魔術が放たれた痕跡だけだ。


「…………にゃ」



 濡らされて不服そうなノーチェの横で、同じように泥だらけになったニックたちは目を輝かせていた。


「す、すっげぇ! どんな大魔法だよ」

「スフィは凄いな」

「やばすぎでしょ」

「可愛くて強くて魔術も凄いって……反則じゃ……」


 口々に称賛する、いつの間にか鍛錬場にやってきていた他の冒険者のお兄さんたちもぽかんとその光景を眺めていた。


 一方でぼくとスフィは感動に打ち震えていた。詠唱と発動がスムーズなことでわかったけど、スフィはちゃんと練習を続けていたのだ。


 前は自分ごと真後ろにいるぼくも押し流していたのに、今回はちゃんと前方に収束されてる。周辺の巻き添え被害もほぼない、ちょっと余波でびしょ濡れになったり転んだだけだ。


「アリス! やたっ! ちゃんと使えた!」

「スフィかっこいい!」


 きゃっきゃとはしゃぐスフィに向かって手をふると、濡れた後に乾いてちょっと毛がぼさぼさになったノーチェが近づいてきていた。


「おまえわかってたにゃ?」

「前よりはだいぶ完成度あがってる」

「…………」


 口で言ってもどの程度かわからないだろうという言い訳は横に置いておく。


 わかってる。ぼく以外を巻き添えにしても大して気にしてないことについては、情操教育的にちょっと問題視してる。


 後で言っておくからゆるして。

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