第2話
「はい・・・」
私は怪訝そうな顔でドアを開けた。
(うぉ・・でかっ!)
180以上ありそうな外国人に一瞬怯んだ。
「アノ・・コレ、オミヤゲデ~ス。」
片言の日本語でそう言った外国人。
(って、どこ行ったかも知らんのに、何なんやろ?)
差し出された小さな段ボール箱。
「あ、あ、テンキュー・・・。」
断る勇気がなかった私は、外国人に負けない発音でお礼の言葉を言った。
受け取ってくれたのが嬉しかったのか、その外国人はぎこちない笑顔を浮かべていた。
こんな近距離で話しをするのは初めてだった。
しかも、どこ行ったかも知らんお土産を渡される。
訳がわからなかった。
私は、箱の中身が気になり開けてみた。
そこに入っていたのは・・・
箱一杯にシメジかなんかわからんキノコの細長いヤツがビッシリ入っていた。
こわ~て食えるかいっ!!
私は、せっかく頂いて申し訳なかったけれど、怖くてその謎のキノコたちをゴミ袋に捨てた。
ぜ~ったいアレ食ったら笑いかなんか知らんけど止まらへんよ~なるヤツやと思う。
何らかのキノコ エレジー @ereji-
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