人はいつ死ぬか判らないです。だからこそ精一杯青春を楽しむ権利があります。死を前にしても悔いは残ります。もし、自分が死ぬとしたら何をしようかと考えさせられる小説です。
祐介には、若い頃に大好きだった人がいた。けれど諸事情により、告白することは出来ず、疎遠に。そして今、祐介は人生のタイムリミットを告げられた。タイムリミットがあるのなら、やり残したことをやり遂げよう。そう心に決めた彼が行動を起こした時、眠っていた記憶が呼び覚まされる。これは、叶わなかった恋がやはり叶わないと知っていながらも、好きと言えない、言ってはいけない恋をする、とある男性のお話。もしかしたら、あなたにも「好きだと言えなかった恋」はありませんか……?