第6話 出会い4
俺の状況を一通り説明した後、今度はアリーが今まで起きた事を話し出した。
アリーの話は、想像してたよりひどかった。
「私はこの瞳のせいで、家族からも周りからも避けられてたの」
「なんで?こんなにきれいなのに…」
俺は訳が分からなかった。
「ランティス様、この瞳は気にならないんですか?」
「宝石みたいで見惚れてたよ?」
「だって皆は、呪われてるから関わったらやばいと言って避けられてたから」
「なにそれ!?瞳の色が違うだけで、避けることは無いと思うけど…」
俺のこの言葉が信じられないという表情をした。
「周りと違うだけで危ない人だと思うのは当たり前であまり気にしなかった…」
そんな事を言ってきたので俺は
「そんな見た目だけで判断する人達は気にしないほうがいいよ!!そんな人達は自分たちの立場が悪くなったら、手のひら返しがすごいから!」
俺は今までの事を思い出しながら怒鳴ってしまった。
アリーは呆然としていたけど
「そんな事を言ってくれる人がいると思わなかった…」
目の前で泣かれ始めてどうすればいいか悩んだ結果、頭を撫でて落ち着かせてみた。
「今まで一人で頑張ったんだね…」
「あ、ありがとう…」
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