第73話ホーネット
中国の
向かって来たキラーボムの頭に、
その瞬間に絶命して崩れるように目の前に倒れる。
脳内では衝撃波が数十回往復して、液状になっている筈だ。
うしろから来るキラーボムに、体をひねりながら肘打ちを眉間に打ち込む。
見事に眉間を陥没させて、横合いから来るヘルボムは担ぎ上げて投げ捨てる。
そのまま倒れ込む様に
倒れた俺に向かって、2体のキラーボムが襲い掛かる。
気を煉りこんだ気弾を、左右に放ち仕留めて即座に起き上がる。
後方からの10体のヘルボムに、振り向きながら気斬を放ち体を切断してゆく。
突然、地面が盛り上がり俺もそれに合わせて、大きく横へ飛び跳ねて回避。
出て来たのが巨大なモグラで、大きな前足の爪で襲い掛かる。
右手の裏拳でいなして、左の手刀《しゅとう)で前足を斬り捨てる。
のけ反ったモグラの体に、気弾の数発が貫通してゆく。
そのまま後方に倒れて死に絶えた。
大方の魔物を倒し尽くした。
魔石はゴーレムホーネットにより、回収されている。
幾つかを餌代わりに上げると、喜んで食べだしている。
しばらくすると、ゴーレムホーネットが淡く光りだした。
どうやら進化をしたらしい。
アイアンゴーレム・ホーネット
Lv1
HP40
MP10
STR7+15 VIT4+15
DEF4+15 INT3+15
DEX11+15 AGI10+15
寄生(生き物に毒で痺れさせて、卵を産み付けて仲間を増やす。生み付けた生き物によって強さが変わる)
何やら寄生で仲間を増やせるのか、この様なホーネットは数を増やすと手強く成るのが定番。
今後に期待したい。
しばらくここに待ち続けると、ポツリと従魔が戻りだして来ている。
2時間も待ち続けると、数を減らす事無く全員がもどって来た。
ゲートを開いた。
「我が家へ帰るぞ」
ホーネットだけ残して皆がゲートへ入り終わると、俺も入って行く。
ホーネットに仲間を増やさせるチャンスを与えた。
どうなるかは、ホーネットしだい。
・ ・ ・ ・ ・ ・
「大統領、どうも例の人民兵がよからぬ事を企んでいるみたいです」
「それはどんな企みだ」
「中国党大会で暗殺を行ない、クーデターを企んでいるみたいです」
「それは確かなのか」
「高性能小型ドローンで録音されているので、間違いないと思います」
「そうか」
このまま放置して、成功するのを待てば良いのか、判断に苦しんでしまう。
どうすれば一番良いのか・・・
「その情報をもっと集めろ」
「はい、早速その様に指示します」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます