第2話 ギャンブル依存症

 ラノベにするには、18禁の話題が多いかもしれない。しかし、ご安心を、性的な18禁はない。風俗とか行ってない。年齢=彼女いない歴だし、素人童貞でもない。正真正銘の童貞だ。これが家族に見られるのは恥ずかしい。しかし、遺書だと思って書いていく。この小説は、自分の全身全霊をかけて書いている。


 当時、25歳の俺はパチンコ屋に通いつめていた。18歳から始めたパチンコは、最初の勝ちから味をしめ、何回か勝ち続けると、ある日、10万勝ちした。10万勝ちしたところで、とうとう狂ってしまった。勉強する気はさらさらなかったが、18歳の予備校生が、毎日パチンコ三昧。当然、金がなくなり、死にたくなった。月40万円負けた。本当に絶望した。


 二浪の結果は、散々だった。金はスル。精神的な病気から、いじめられたと錯覚し、予備校をやめる。中退、無念。勉強する気はあったものの、英語の単語を書き続けるという無謀な勉強法から、学力はまったく上がらなかった。


 話が逸れた。すまない。


 25になってもパチンコ屋に通い詰めた。立派なギャンブル依存症だ。当時の自分は、親から月6万円の仕送りをもらっていたので、大抵のものは何でも買えた。屑だ。何でも買えたのに、ほとんどをパチンコでスッテしまい、親に金を要求した。


 パチンコは良い。頭を空っぽにできる。最近になって、まだまだ依存症で、月に5万から10万円を負けてしまうが、最近になってストレスを感じるようになった。しかし、当時25歳だった俺は、ずっとパチンコにハマり、通い詰めた。屑だ。


 ラノベ作家になりたかったのに、文学部に行かず、専門学校に行かず、遠回り、遠回りをしていた。本当に死んでしまいたい。遺書としか言いようがない、そんな小説を書いている。


 25歳の俺は、パチンコ屋に行き、しっかりと単位の取れる授業を選び、何とか出席し、最下位で落第点をもらう。もう、そうやって生きてきた。今、思えば青春なんだろうが、当時は最悪だった。大学に友達はいない。一人はいたかもしれないが、もう卒業した。


 さてさて、小説に戻ろう。この遺書小説というべきものにも創作部分がある。だって作者の過去話を延々と繰り返し、オナニー小説を読むのは、苦痛だろう。だから、ここからが本当の小説だ。


 俺は、一応、主人公は、ハカドルサボルとする。


 ハカドルは、ダレンシャンみたいに、作者も登場人物も同じ名前にしよう。ああ、吸血鬼はいないかもしれない。しかし、著者も物語のヒーローも同じ名前だと、かっこいいではないか。


 俺ことハカドルはある少女に出会った。引きこもって、エロゲして、パチンコして、ラノベを書いて、小説を読む生活をしていた俺は、本当に天使のような少女に出会った。いや、あれは天使そのものだった。

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