あの娘が空を見上げる理由ー第二章 結ー
堀井菖蒲
登場人物
この物語は、「あの娘が空を見上げる理由-憧憬-」の五年後からスタートします。廃校となった小学校の体育館にちょっと変わった家具職人正人がやって来て、家具工房を開きます。隣に住む美葉が正人のあまりの頼りなさを見かねて手伝ううちにスペースデザインに関心を持ち、修行のために京都へ旅発つという物語です。(ざっくりですが)
先に「憧憬」から読みたい方はこちらからお入りください。
https://kakuyomu.jp/works/16816700427307638781/episodes/16816700427307683872
こちらの物語から読んで頂いて大丈夫なように書いています。安心して読み進めてください。
憧憬に登場した人物をまとめておきます。
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当別町にある廃校の体育館で手作り家具工房樹々を営む家具職人。
容姿端麗・頭脳明晰で人並み外れた感覚の持ち主。家具職人としての腕は優秀だが、営業センスは皆無。物事を順序立てて遂行する能力に欠ける。セルフコントロールが出来ず、仕事に過集中すると昼夜逆転してしまう。優しくて涙もろい。
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家具工房樹々の隣にある万屋の娘。美しく快闊な女性。スペースデザイナーになる修行のため、京都の木寿屋に就職したが、いずれ正人と樹々で働くつもりでいる。
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美葉の幼なじみの大親友。札幌で看護師をしている。色白でぽっちゃりとし、天然パーマのおっとりした女の子。浮気して家を出た父親が農業を手伝うために何食わぬ顔で家に出入りするのが嫌で家を出るため看護師を目指した。
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美葉の同級生で幼なじみ。人に気を遣いすぎる性格。農業資材と農機を販売する会社の一人息子で、経営を学ぶため神奈川県の大学に進学した。
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美葉の同級生。女性の平均身長よりも頭一つ分背が低い。くせ毛の前髪で顔を半分隠している。緘黙症を患い、家の仕事を手伝いながら作曲をしている。
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美葉の同級生で、幼少期はよくぶつかり合っていた。目立ちたがり屋でお調子者だが情に厚い。町内で最も広い農地を持つ農場の跡取り息子。
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関西弁を話す強面のおじさん。リフォーム業を営んでおり、なにかと正人や美葉の面倒を見てきた。
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佳音の祖母。歌が上手でいつもソーラン節を歌っている。懐深く人々に慕われている人物。
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佳音の母。優しくて心温かなお母さん。
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陽汰の兄で、有機農業に熱い情熱を注いでいる。正人と同じ年で、美葉らにとっては兄のような存在。
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創業160年の木材卸会社
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