45_美少女の2つ目のお願い

「じゃあ、2つ目・・・お願いします」


「ああ、2つ目は何?」


「まずは、セリカくんは靴下を脱いでください」


ほらな。

やっぱり、脱いだ靴下は洗濯機に入れるってやつだろ?

分かってるよ。

とりあえず。おとなしく、両方靴下を脱ぐ。


「それじゃあ、私がここに横になりますので・・・」


さくらが、ソファを降りて、リビングの床に仰向けに寝た。

あれ?


「セリカくんは、ソファの背もたれに手をかけて、片足を私の顔の上に・・・」


(すぱーん!)「あふん♪」


ダメダメのダメだろ、これ。


「お願いします!一回!一回だけ!夢なんです!」


どんな夢なんだか・・・ぬぅ・・・まあ、俺が言いだしたというのもあるし・・・

一回やって満足したら、朝起こすときに、俺に自分の顔を踏ませるのをやめてくれるかもしれない。


「じゃあ・・・トライするから、ちょっと待って」


トライするなら、足の裏くらい拭かないと申し訳なさすぎる。

ウエットティッシュを準備して1枚取ったところで、さくらに両手で止められた!


「(ふるふるふるふる)拭いたらダメなんです!拭いたら!そのままで!」


「いやいやいや、試してみるだけにしても顔に足を載せるんだから・・・」


「このまま!このままが良いんです!」


さくらの必死さに、ちょっと引きながら、『じゃあ・・・』と折れる俺。


「はい!」


満面の笑顔でリビングの床に仰向けに寝るさくら。

体重をかけないように、左足に重心を持ってきて、ソファの背もたれに手をかけ、ゆっくりとさくらの顔に右足を載せる。


ああ・・・何か俺、また一歩ダメになった気がする・・・


(ぴと)←足が顔に触れる音


「あああん!」


いや、おかしい!何かがおかしい、これ!


「ごしゅ、ご主人様、(はあはあ・・・)もうちょっと、体重をかけてください!ちょっとですよ!」


えー・・・美少女の顔に足を載せている時点で俺の心はもう折れているのに、この上体重を・・・


(ぐぐ・・・)←ちょっとだけ体重をかける音


「ぬあぁ!あああ!ああん!」


美少女からは聞こえてはいけないような声が聞こえてるんだけど。


「ごしゅっ、ご主人様・・・そこで踏みにじるように足先を回転させて下さいっ!」


本人が言うなら・・・(汗)


(ぐ・・・ぐ・・・)←少しだけ足先を右回転、左回転させる音


「はあぁはあはぁあ・・・(はあはあはあはあ・・)」


絶対他の人には見せられない状態になっている。

さくらは、ビクンビクンと痙攣して、息がとても荒い。


しばらくして、急に脱力して静かになった。

・・・大丈夫か?これ!?

俺は足を下して、さくらの上半身を抱き起す。


「(はあ、はあ、はあ、はあ・・・)ご主人様・・・最高・・・れす・・・」


さくらがソファに捕まって、ゆっくりと立ち上がった。


「ご主人様・・・すいません、ちょっと休憩で・・・トイレへ・・・」


「ああ、ゆっくり行っておいで・・・」


さくらは、ふらふらしながら、トイレに向かった。

ああ・・・俺は更にもう一段ダメなところに進んでしまった気がする。


大体、顔を踏まれて何が楽しいのか・・・

俺の理解できない何かがあるのか?


トイレから戻ってきたさくらに協力してもらうことにしよう。

俺は、さくらを理解したい。


「さくら、今度は俺が横になるから、さくらが踏んでみてくれ」


「ええ!?それはっ!それはダメです!」


きっぱり断られた。


「俺は、お前のことが理解したいんだ」


しばらく何を言ってもOKしなかったさくらだが、慎重に説得を続けて、今度は逆の立場で踏む方をやってもらう。


俺は、さっきさくらが仰向けに寝ていた場所に同じように寝る。


「さあ」


「・・・」


さっきと打って変わって表情が暗いさくら。

本当に嫌なんだろうなぁ。

分かる。

俺も嫌だったから。


(ぴ・・・)←触れる程度、顔に足の裏を載せる音


うーん、何が良いのかさっぱり分からない。


「さくら、もうちょっと体重をかけてみて」


「はい・・・」


(く・・・)←ほんのちょっとだけ体重をかける音


全然重たくない。

本当に足を載せてるだけって感じ。


いや、ちょっと待て!

さくらは、ミニスカートをはいていたな。


顔を踏まれているので、動かせない。

無意識に視線が脚を辿(たど)り、段々と脚の付け根に。


スカートの中は丸見えで、パンツが・・・

さくらのパンツが・・・見えない・・・

履いてない!


「さくら!お前、パンツは!」


「ああ、ご主人様、喋らないで。足の裏に振動が・・・あ・・・」


むくりと起きると、さくらがバランスを崩してよろける。

俺はとっさに引き寄せて、支える。


「お前、パンツ!」


「あ、さっき大変なことになったので、トイレで脱ぎました」


(すぱーん!)「あふん♪」


(はあ、はあ、はあ、はあ・・・)とんでもないものを見てしまった・・・

いや、しっかりは見なかったが、何となく全体的なおぼろげなイメージ(?)は見てしまった・・・


本物だ・・・さくらは本物の変態だ・・・

何か、笑いがこみあげてきた。


「失礼しました。お見苦しいものを・・・」


お見苦しいものか・・・全力で見たいよ!でも、もうちょっと違う形でな!


「ご主人様の顔を踏むのは嫌でしたが、見られていると考えると、ちょっとありかなぁと・・・」


待て待て待て待て。


3つ目に行く前に、少し休憩にした。

俺の精神が、モラルが、常識が追い付かなかったから。


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1日10回更新を目論んでます。

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