18_美少女の洗濯

堀園さんは手際が良い。

洗濯ものを洗濯機に入れ、洗剤と何かを入れてから掃除を始めた。

掃除が終わることに、洗濯物が洗い終わっているという段取りの良さ。


洗濯機が回っている間に集中力が切れて『洗濯熱』が冷めてやる気をなくす俺とは大違いだ。


本当に日ごろから家事をやっていたのだと実感させられる。

彼女が作る食事もそうだ。

トーストとスクランブルエッグというありふれたメニューでも目を見張るほど美味しく料理してしまう。


彼女は疑うことなく本物だった。


その『本物』の彼女が洗濯物を干している。

洗濯機の脱水機で縮こまった洗濯物を1枚1枚広げて干していく。

何が楽しいのか、嬉しそうだ。


ぼんやり彼女の仕事ぶりを見ていると、手が止まったようだった。

俺のパンツを広げたまま止まっているのだ。


さすがに年ごろの女子に男物のパンツを洗って干すというのは、やはりハードルが高かったのだろうか。

彼女は、ゆっくりと自分の顔に近づけ・・・顔に当てた。


何かあるのかと思い、しばらく見ていたが・・・5秒・・・10秒・・・


(スパーン)「あふん♪」


「嗅ぐんじゃない!」


「ごめんなさい、セリカくん。つい・・・」


つい、また美少女にチョップをしてツッコんでしまった・・・


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次回からいよいよ堀園さんとデートです♪

お楽しみに!


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