第7話

「…はぁ…」


 ため息がこぼれる。


 まだ、心臓がバクバクしている。

 疲れてしまった。


 脇道を進んでいくと、丁字路に差し掛かった。


 正面には、大きな建物がある。


 正門があり、看板が付けられていた。


 看板には…『小学校』と書かれている。


「何という名前の小学校なんだろう…?」


 壁にひびが入っているし、窓も割れている。


 …少し、中を見てみよう。


 この建物、知っている気がする。


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