第10話

 でも、なんでこんなに嫌われてるんだろう。先生の授業が退屈だからって妨害してるわけじゃなく、ただ寝てるだけやし。先生と廊下ですれ違う時も無視はしてない。

気付かんふりして通り過ぎてるだけやし。先生の悪口もトイレかRAINでゆうだけやのに。なんで、私は脇原先生に嫌われてるんやろう。そんなことを考えながら上靴に履き替え、教室に向かっていった。



 階段ほんまにしんどいんやけど。三年が五階とかおかしいやろ。生徒の中で一番、年寄りの学年やで。若い子が運動した方がいいと思う、ほんとにしんどい。





※RAIN・・・LINEのようなものだと思ってください

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る