第9話

 坂道を走ること、約10分ようやく学校についた。私は、校舎の正面の時計を見て驚いた。

「なんなん、まだ20分やん」

私は、時計を見てからしのぶがうその時間を伝えていたことに気が付いた。道理で、みんなゆっくり歩いたわけや。そんなことを考えながら、昇降口に入っていくとうっとうしいことで有名な脇原先生がいた。朝から最悪やわと思っていたら

「西園寺おはよう。遅刻したらよかったのに」

先生聞こえないと思ってるかもしれませんが、遅刻したらよかったのにってはっきりきこえてますよ。

「おはようございます!脇原先生」

まあいいよ、私は先生と違っていいやつだからちゃんとあいさつしますよ。

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