ダンジョンバトル

 太っ腹なダンジョン協会からお土産を貰い、高級フルーツゼリーとはどんな味がするのだろうかと考えると、小さくグーとお腹が鳴る音が響いた。

 なかなか長い間鳴り続け、体がエネルギーを欲している事に気付き、異常な空腹感でお昼ご飯を食べ損ねた事を思い出す。


 「お腹減った!」


 羞恥を覚え早足で冷蔵庫に向かい、椅子を踏み台にしドアを開けると、どこにもゼリーらしき物は無かった。


 「全部食べたの?」


 全て食べられてしまったのかと思い、冷蔵庫の中を探しながらリビングへ聞くと、お母さんが答えてくれた。


 「台所にあるでしょ」

 「台所?」


 言われた通り台所に目をやると、見るからに高級感をかもし出している黒い箱が、四段も積み重なっていた。


 椅子を移動させ、一番上の箱を下ろし中身を確認すると、コンビニ等で多々見るプラスチックの容器に入れられている物ではなく、瓶詰めされているタイプだった。

 瓶の中には、ビー玉のように透明感のある丸いゼリーが下に敷き詰められており、その上には多くのカットフルーツ達が浮き固められていた。見た目だけでも綺麗で楽しませてくれる最高の品である。

 

 「ちなみにこれいくらの奴?」


 瓶を眺めてハーバリウムのように楽しみながらオセロさんに聞と、以外な答えが返ってくる。


 「一瓶千円で三十本買ってきた」

 「結構お買い得だな。って!多くない?普通一人多くて二本でしょ」


 味は分からないが、見た目だけで計算すると千五百円から二千円の間だと思っていたので、ゼリーとしては高級な千円だが安いと思えた。


 「まぁな。でもハルトは大食いな事を教えたら、十万でも二十万でも好きに買ってこいって言ったから、遠慮なく買ってやったよ。どうせ経費だからな」

 「おー!分かってるやん!」

 「引くぐらい儲けたらしいぞ。だから気にせず、次来る時も買ってきてやる」


 オセロさんの割り切った考えのおかげで、思ってもいなかった所で高級品が貰える事になった。

 ダンジョン攻略中面倒臭くなり、魔石の数や値段を計算してなかったので分からないが、二十万円をポコポコ出せる程儲かったとなれば、どれくらいの金額になったのか気になる。

 後で聞いてみよう。


 オセロさんが選んでくれるのもランダム性があって面白そうだが、今回は考えがあるので次来る時のお土産の内容をお願いをしておいた。


 「じゃあ次来る時は、スターのドーナツで大量買いお願いして良い?特にポンポンリングと期間限定があったらそれも多めで」


 するとスマホのメモに記入する様子を見せて了承してくれた。


 「ありがとうございます!」


 良し!おやつのストックが出来た!これで好きな時にドーナツ食べれるぞ!ポンポンリングモッチりしてて好きなんだよな!


 「そう言えばオセロさん何で来たの?」

 「お兄さんには話したんだが、今度ダンジョンバトルっていう冒険者同士が試合をする大会を開く事になってね、出場のお誘いに来たって訳だ」

「そんな所だろうと思った」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


 最近の細かく区切る書き方と、そこそこ文を纏めた書き方どっちが見やすいですか?

教えて貰えると嬉しいです。


 二話 転生特典は「愛情」と「美食」でおねがいします 修正しました。気になる方は読んでみてください。大きく変更はしていません。


 コロ助での休載の為にしばらく注目作品にも乗らなく辛い状況です。

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