おはようとデートの誘い
数分眠る夏希を見ていると、抱き枕にしたまま意識を失ってしまったようで、明るかったはずの部屋は、暗くなっており日が落ちていた。
真っ暗で何も見なく、相当時間が過ぎている事が分かり、一先ずは寝室から出てリビングに行きたいのだが、未だに夏希が僕の上で眠っているので下ろす事にした。
感覚で夏希下ろし、ちゃんと寝かすのでも良いのだか、体重をかけた所に手や体があったら危なく、怪我を負わせるかもしれないので安全の為魔法を使う。
「ライト」
聖属性の灯りを付けるライトの魔法を豆電球程度の、そこそこ見える光の強さに調節し発動させた。
幼女を抱き枕替わりにする悪い腕を外し、グッと腰を伸ばす。そして夏希の寝顔でも見ようかと目線を向けると、パッチリ開いたクリクリの目が僕を見ていた。
「ハルトおはよー」
ふわぁと口を開けて
「二度寝しないで起きて。もう夜だよ」
一度起きたと分かっているので、ライトの魔法を照明の全灯と同じぐらいまで明るくし、体の上から押しのけた。
「んー電気消して」
「ダメです」
「えー」
グダる夏希を無理やり起床させてベットの端に座らせた。
「起きてたなら降りててよ」
「ごめんごめん。だってハルトが抱きしめてたんだもん。抜け出せなかったから仕方ないじゃん」
堂々と恥ずかしい事を悪びれも無く言い、逆にこちらが悪いと言わんばかりの言い方をされた。
「そんな強く抱きしめてないし、やろうと思えば抜け出せたでしょ」
最初目が合った時、眠たそうな気配がしない見開かれた目を見ており、バレバレの嘘を着く夏希に詰め寄る。
「いやそうじゃなくて、抜け出そうとしたんだけど、そのタイミングでハルトが起きたから動けなかったの!」
今度は違う供述をし、動けなかった!と強調するが見開かれた目の事を修正しておらず、また嘘だなと思ったが聞き直すのは辞めた。
「まぁ良いか。それより降りよう」
「賛成!お腹減った!」
寝室に入った時とは正反対の、ルンルンで元気に出て行く姿を見て、良好な関係に戻れて良かったと心底思った。
もしかしたら、これからずっとギスギスした関係になり、一緒に居れなくなるのではと、頭のどこかで考えていたからだ。
僕達はたった一ヶ月程度の仲でしかない。
これが半年間一緒に居たのならば話は別だが、この程度なら口喧嘩で縁が切れる事もざらにあるだろうとそこそこ心配した。
謝れば許してくれると思っていたが、かなり思い詰めていたので、最悪も視野に入れており、今は普通に話せるのがとても嬉しい。
「なぁ夏希」
「ん?降りないの?」
「こっち来て」
寝室から少し出たのだが、追ってこない僕を見に来く夏希を少しだけ呼び戻した。
「何?改まって」
ベットに座らせて、微妙に緊張しながら一つのお願いをする。
「今度遊びに行こう」
「何それ急に。私もう怒ってなからね」
「それは分かってる。そうじゃなくて遠出したいなって」
「遠出?」
突然変な事を言い出され、夏希はポカンと首を傾げ大丈夫?といった表情で顔を覗き込んできた。
「一緒にネズミーランド行かない?」
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最近の細かく区切る書き方と、そこそこ文を纏めた書き方どっちが見やすいですか?
教えて貰えると嬉しいです。
二話 転生特典は「愛情」と「美食」でおねがいします 修正しました。気になる方は読んでみてください。大きく変更はしていません。
コロ助での休載の為にしばらく注目作品にも乗らなく辛い状況です。
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そして新しくもう一本書こうかなと思っています。どんな作品が見たいか教えてもらえると嬉しいです!
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