もう結婚しろ
「いや、あの、その、離れ離れになった知り合いに容姿が似てるんです。結構珍しいと思うのでその子かなと思って」
「それで?」
「また仲良く出来ないかなと」
はぁーと夏希はため息吐いて
「知り合いなら仕方ないわね。許してあげる」
「うん?ありがとう?」
良く分からないが何かの許可が降りたようだ。取り敢えずその子について聞いても良いよね。
美雪先生へ聞き直す為に顔を見てみると、今度は負の世界に入り込み呟いてる。
「どうしよう。また女の子が増えちゃう」
「美雪先生どうなんですか?」
小慣れてきて気にせず聞いてみると、スっと意識が帰ってきた。
「あっそうね。白髪の女の子よ。目が青と少し緑が混じった色で、ハルト君の一個年下よ」
真面目な先生モードで教えてくれたが、思っていた答えではなくガッカリしてしまった。
「ごめん勘違いだった。見た目の内容は一緒だったんだけどその子同じ歳なんだよね」
「「良かった」」
確率的に有り得ないと思っていたが、少しだけ期待していたからかなりショックだ。
魔力を探してみても何処にも感じらず、遠くに行ってしまったのだと思っており、今回が最後のチャンスのような気がしていた。
それが叶わなかった為に、大ダメージを一人で受けてしまったのだ。
「仕方ないよ。似た人は沢山居るんだから。いつか会えるよ」
テンションを落としている僕を見て、夏希は頭を撫でて
頭を撫でたり撫でられたりする事は良くあるが、口調が強い夏希にされると思っていなかったので驚いてしまった。
「珍しい!?ありがとう」
「珍しいは余計よ!」
その力はしっかりと制御されており、全く痛くなく指輪の力が効いてる事が分かる。
「ちゃんと魔力漏れてないね」
「指輪無くても調節出来るし!」
「本当か?」
「ハルトウザイ」
「はい。ごめんなさい」
冗談を言ったらまた怒られてしまった。反省したふりをしなければ。
「皆さん一時間後くらいに来る予定だから仲良くしてね」
「「「はーい」」」
しっかりと先生をする美雪先生に、返事をした園児達は机に集中し元の勉強に戻った。
だが所々は教え合っており、教室に来た時も思ったが黙々と勉強していた頃とは全く違う。
「ハルト君プリントとか出してくれる?」
「分かった」
美雪先生に頼まれ教卓まで行き、収納魔法から大量のプリント類が重ねられていく。二山が出来上がった所でやっと出し終える。
「ハルト君助かったわ。ありがとう」
いつもの美雪先生なら二回に分ける量だが、時間に余裕が無く一回で
収納魔法に入れたから良かったが、普通に一人で持つとしたら、来る途中で落として萎える美雪先生が見て取れる。
ちゃんと余裕を持たないからこうなるんだよ。気を付けて。まぁ誰かさんを起こす時間のせいだけどね。
「いえいえ。いつでも使ってください」
「遅刻しそうな時だけお願いするわ」
美雪先生お決まりの、お手伝いした時に定番のなでなでされた。これ目的でお手伝いをする園児も多いとかなんとか。
もちろん僕もその一人だ。おっさんを可愛がってくれ。
「このクラス変わったでしょ」
「すごく変わったね。前はあんなに居心地悪かったのに」
軽口を叩くとクスッと笑ってもらえた。可愛い、保護したい。
「ハルト君は職員室で私の横が一番だものね」
「そりゃもちろん」
「はぅぅ」
にやにやしながら僕の冗談に重ねてきたが、わざと純粋無垢に受け入れてあげる。
すると美雪先生は、茹でだこのように赤くなり恥ずかしがっていた。
これだから辞められない。可愛すぎる。皆もこの顔見たいやろw
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二話 転生特典は「愛情」と「美食」でおねがいします 修正しました。気になる方は読んでみてください。大きく変更はしていません。
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