ヒーローにはヒロインが付き物だ
「あ!ああそうですね。カメラ回していた先生ですよね。覚えてますよ勿論」
その時は同学年へ迫り来る、ゴブリン達へ意識を向けていたので全く覚えて居ないが、取り敢えず覚えている風に対応しておく。
危なかった。あと少しで失礼な対応をする所をだった。
そして窮地に立たされる事で僕は神的なアイデアが思いついた。エプロンに胸辺りに着いている、ネームプレートの名前を見れば良いのだと。これで覚えている体で話が出来る。
ネームプレートを確認すると
「それでまいん先生はどうしたんですか?」
「覚えててくれたんですね!」
「・・・そりゃもちろん先生方にはお世話になってますから」
ごめんなさい嘘です。ですのでどうかそのキラキラした目を向けないでください。
覚えられていると思い、喜ぶまいん先生はオドオドしている様子が無くなり、普通に話せるよになっていた。
「私主人公みたいにキラキラしてる人苦手だったんですけど、ハルト君なら意外と大丈夫そうです!」
「ん?」
この子多分失礼なこと言ってるよね?初めはキラキラしてると思ったけど、実際は普通だったって事かな?普通で良いのだけど相手からそう言われるとね。
「それで用事は何ですか?」
僕も小さい男じゃないのでちゃんとスルーしてお話を続けますよ。だって僕普通ですもの。イケメンじゃないですし。
「あっそうでした!あのですねハルトくんのお兄さん、英雄さんに助けてもらったお礼が言いたくて・・・」
はー。お兄ちゃんですか。お兄ちゃんはイケメンなのでキラキラして話せないと思いますけど。
「別にお兄ちゃんは気にしてないと思いますよ」
「いえ!ちゃんと絶対に直接お礼を言いたいんです。それにもし仲良くなれたら・・・」
まいん先生は最初、目を合わせる事も出来ず話すだけで緊張していた。
だが今では僕の手を掴んで、顔がぶつかりそうな距離で頼み込み、何を想像したのか顔を赤らめている。
そりゃそうですよね。キラキラしてないもん。根に持つタイプじゃないけど、目の前で言われると悲しいんだよ・・・
ゴブリン達と戦った話をしても、お兄ちゃんは女性に好かれそうな事をしたと聞いていない。
それに加え元々カッコつけるタイプではないので、何をして惚れさせたのかとても気になる。いや、ここまで言わせるとは気になる所じゃない!
「ちなみに何があったのですか?」
「それはちょっと恥ずかしいので・・・」
お兄ちゃんらうらやましすぎるぞ!こんな可愛いお姉さんを
「じゃあ今日家に来ませんか?お兄ちゃんニートなんで多分いると思いますよ。ニートって言ってもダンジョンで沢山の稼いでますけど」
これはお兄ちゃんに春の予感がする。邪魔はしないが存分に楽しませて頂こうか。ついでにモテ術を盗ませてもらおうか。
「是非お願いします!」
「はーい。じゃあ連絡しときますね」
嫉妬心が好奇心に変わり、楽しみになった所でまいん先生を我が家に連れ込む事に成功した。
タブレットのメッセージで事後報告だが、幼稚園の先生が来ると打ち込み、ついでに家族と化している横の先生に声をかける。
「美雪先生も今日来る?」
「どうしようかな?ご飯何?」
「適当に北海道の牛乳でミルクカルボナーラとか作ろうかな?」
「じゃあ行く!」
「おっけー」
美雪先生も一緒に来る事が確定したので、文を加筆し送信した。
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