妹の尻に敷かれる最強
美雪先生は目の前で一人で居ろと言われたのに嬉しそうで、紅茶を置き僕に手を出してくる。
「へぇーじゃあ、先に指輪ちょうだい!夏希ちゃんにあげたみたいに」
お母さんに比べてぶりっ・・・甘えた感じは無く、素の美雪先生でおねだりされ、指輪の為にあの冗談を持ち出したのかと理解したが断れる訳が無かった。
だって可愛すぎるんだもん。おじさん美雪先生の為なら何でも買ってあげる。今回は作るのだけどね。
「しょうがないなー。僕の奥さんは気が早すぎるよ」
僕はノリノリで茶化し、指輪をあげる約束をすると美雪先生は顔から耳まで赤くして体をくねらせていた。
「そうかな?」
「美雪先生顔赤くぁwせdrftgyふじこlp」
僕は顔の赤い美雪先生の心配をしようとすると、フォークで大きく取れられたケーキを口の中にねじ込まれた。
食べさせてもらったケーキは前回に比べて何倍も甘く感じる。
だけどその過剰な甘さが心地良く、ずっとこの時間が続けば良いのにと心の底から願った。
ただ僕を見るガールズの視線がとても心地悪く、耐えられたものでは無かった。
「マセガキ」
「お兄ちゃんマセガキ」
二人の視線からはじとーっとして粘り気があり黒く渦巻いたものを感じる。
「いないやいや夏希は歳一緒でしょ。それにミサトに変な言葉を教えないで。ミサトもそんな言葉を真似したらダメだよ」
二人のむすーっとした顔は可愛いが、負のオーラを
僕には何を言っても良いが、ミサトには教育上悪い事を教えないでほしいな。
もし不良になったらどうするんだ!
「別にただ理由無く真似してる訳じゃないし。直ぐ色んな女の子を連れ込む最低なお兄ちゃんだと思って真似してるの」
僕は理由を聞き強いショックを受けた。
ミサトはかなり強めの勘違いをしており、僕が女の子を直ぐにナンパして家へ連れ込むクソ野郎だと思われてしまったようだ。
これは誤解を解かねばと僕は全力で訂正をする。
「
「フェストはそうだけど、二週間で四人も増えた」
「ぐっ!何も言い返せない」
頑張って威厳のある兄を保とうと訂正したが、ミサトの畳み掛ける
「まぁお兄ちゃんごときがモテる訳ないから、大丈夫だと思うけど気を付けてよ」
「はい。僕ごときが調子に乗ってすみませんでした」
完全にミサト様の尻に敷かれる僕はみっともなく、どちらが年上なのか分からない
結局機嫌を直してもらう為にミサトにも指輪を作る
やっぱり女性は指輪好きだね。
僕からあげた夏希だけは嬉くなさそうで残念だっが人それぞれあるのだろう。何をあげたら喜ばれるのかな?
「ハルト。私の分ケーキある?」
胸ポケットからゴソゴソとやっと出てきたラウは、音の高い子供の声にしているが元気そうに戻りケーキを所望してきた。
「ちゃんとあるよ」
「やったー!」
ラウは小さい妖精に似た姿から、僕達と同じくらいの子供サイズになりニンマリとケーキを食べていた。
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ダンジョン編から始まり十万文字程になりました。
本当は次の話を合わせて、一つのダンジョン編に
コロ助での休載の為にしばらく注目作品にも乗らなく辛い状況です。
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