第39話 警察署
警察署の中は、ゴチャゴチャとした人で溢れている。
一言で自首と言っても、どこの課になるのか?わからなくて、俺は辺りを見渡していると、婦人警官に声をかけられた。
「どうされました??」
「あの、、俺、人を殺してしまったんです。なので自首をしようと思って来たんですが、、」
「あの、、誰を殺したんですか?」
「鈴原カイトと言う人です」
「その方とあなたはどういう関係ですか?」
「友人でした」
「では、こちらへどうぞ」
いわゆる取調室に案内されるのだろう。
直感的に俺はそう思った。
案内された部屋の前には、やはり「取調室」と書かれている。
室内に入る。
こじんまりとした部屋だ。小さな机がドア側に1つ、真ん中に1つ置いてある。
真ん中の机の上には、テレビドラマでよく見るようなライトが1つ。
それ以外ほんとに何もない。
「座って下さい」
ここまで何もないと、逆に落ち着かなく感じた。
とりあえず椅子に腰を下ろす。
コンコン。
ドアのノックをされ、警察官が二名入ってきた。
「どうも」
パンチパーマの男が険しい目をして、俺の顔を見た。
「どうも」
俺も頭を下げる。
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