第35話 公園
俺は笠原と共に外に出た。
そのまま近所の公園へと向かう。
「そう言えば笠原さんは、この辺に住んでいるんですか?」
「うん。私はあそこに見えるマンションに住んでるの」
「そうなんですかーーそれで、話って?」
笠原と俺はブランコに座り、少しだけブランコを揺らしながら、俺は笠原の言葉を待った。
「単刀直入に聞くわね!」
「はい」
「カイト君を殺したの、、あなたでしょ?ーー山崎拓海くん」
「ーーえ?」
「実はあの時、カイト君が出てった後。私も会計済ませて店を出たのーーそして、カイト君の後を追いかけたの」
ーー。
俺は黙っていた。
話す言葉が出てこない。
「そしたら、その現場を目撃しちゃったの!あなたが彼をあの冷蔵庫の様なものにしまう所をーー」
ふぅ。
目撃されてたのか。
「ーーそうですよ!俺がやったんです。二人でつまんないウソをつくから」
「ーーじゃ、なぜあの橋爪さんが罪を被ってるの?あなたはなぜ自由なの?」
ーー橋爪さん?
「え?ーー今何て言いました?」
「ーー橋爪さん、橋爪直人さん、、って言ったのよ!」
「彼と一体どういう関係なんですか?」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます