第35話 公園

俺は笠原と共に外に出た。

そのまま近所の公園へと向かう。


「そう言えば笠原さんは、この辺に住んでいるんですか?」


「うん。私はあそこに見えるマンションに住んでるの」


「そうなんですかーーそれで、話って?」


笠原と俺はブランコに座り、少しだけブランコを揺らしながら、俺は笠原の言葉を待った。


「単刀直入に聞くわね!」


「はい」


「カイト君を殺したの、、あなたでしょ?ーー山崎拓海くん」


「ーーえ?」


「実はあの時、カイト君が出てった後。私も会計済ませて店を出たのーーそして、カイト君の後を追いかけたの」


ーー。


俺は黙っていた。

話す言葉が出てこない。


「そしたら、その現場を目撃しちゃったの!あなたが彼をあの冷蔵庫の様なものにしまう所をーー」


ふぅ。

目撃されてたのか。


「ーーそうですよ!俺がやったんです。二人でつまんないウソをつくから」


「ーーじゃ、なぜあの橋爪さんが罪を被ってるの?あなたはなぜ自由なの?」


ーー橋爪さん?


「え?ーー今何て言いました?」


「ーー橋爪さん、橋爪直人さん、、って言ったのよ!」


「彼と一体どういう関係なんですか?」

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