第10話 二度目の正直
私と彼はお風呂を出終えて、キスをしだした。キスは濃厚で、もう何も考えられないくらい気持ちが良かった。このまま死んでもいいと思えた。私は酔っている。彼が服を脱ぎ、私も服を脱いだ。恥ずかしさはもうなかった。彼と一緒にいる時間は幸せで楽しいことばかりだった。絶対に手放したくない。彼とのキスは、濃厚で私はやっぱり彼が好きだと思った。彼の優しさが好きだった。今度は私が受けの態勢になった。もう、このままやられていいと思った。彼に私の処女をささげようと思った。痛くても我慢しようと、彼はとても優しかった。強引にするようなことはしなかった。彼のそんな優しさが私をどうしようもなく好きにさせた。彼と心からエッチがしたいと思えた。ゴムをしなくていいと確認してくる彼のクズさも確認するだけの脳があるだけ優しいと思えた。彼は、生は嫌だと言う私に必ずゴムをつけてくれて、私の中に入ってきた。いや、正確に言えば、やっぱり入らなかった。しかし、ここは私の根性の見せ所だった。私は、思いっきり彼に抱き着いて自分の中に入れ込んだ。入れるときは本当に痛かったが、痛みよりも入った時の嬉しさの方が勝った。痛かったけど、彼のが全部入った時、私は本当に嬉しかった。嬉しくて、泣きそうになった。そして、噓泣きをした。彼が、ゆっくり動いてくれてその後のことはあまり覚えていない。正直、全く痛くなかった。むしろ気持ちよすぎてびっくりした。あんなに気持ちいいんだなと思った。本当に気持ちよかった。最初は、痛いだけで苦痛なだけと聞いていたが気持ちよすぎた。痛くてではなく、気持ちよくてもう無理だと思ったが、彼は辞めてくれなかった。こういうところがエスなのかもしれない。少し悔しかったが、私は私を保つことが出来ていなかった。結局、彼をいかせることは出来なかったが、私は処女を捨てることが出来た。その日は、そのことに満足してしまい寝た。起きたら、10時半とかで驚いた。結構寝てしまっていた。私が起きたら彼も起きだした。もう一度、朝エッチをしようとしたが私が血が出ていて出来なかった。やっぱり私って処女だったんだな。あんなに気持ちのいい初体験を迎えられて最高だった。処女を捨てることなんて正直、やった後はそこまで重要ではないことが分かった。
帰ってから、彼にラインをしたらハートのスタンプが来ていて一人でテンションが上がった。彼とはもちろん、次は割り勘で会うつもりだ。
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