第9話 二度目


彼とは、11月3日に会った。私は、どうしても彼に会いたくて彼がお金ないと言っていても、関係なかった。私が全額出すと言って会うことになった。彼に、会おうと言われていたが、会わないと言われたり、やっぱり会いたいと言われたり。もう、振り回されてばかりで私は会わない予定でいた彼と会うことになった。私は、好きな人が出来るのだろうか。もうできる気がしない。

 お酒を飲み、少し気持ち悪いくらい酔ってからゆうきくんと会った。彼とは、終電の難波で会った。難波駅の28番出口である。もう駅の通路はふさがっており、私はよくわからないところから出ることになった。酔っていて、テンションは一段と高かった。早く、彼に会いたかった。彼の顔がなぜか思い出せなかったが、彼と会うことがとても楽しみだった。早く会って、早くエッチしたい。そんなことを言っていたら、ふしだらな女だなと思われるけど私はとにかく彼に会いたかった。好きとは何か違う。好きだけど、好きじゃないみたいな感じ。彼と会って、私は彼に抱き着いた。夜中の駐車場で思わず抱き着いてしまった。彼に抱き着いて彼とキスがしたかったが、さすがに屋外なので辞めた。彼がコンビニに寄りたいと言うので、コンビニで私が全て買ってあげた。彼は、めちゃくちゃ喜んでいて可愛かった。彼がラーメンとお酒を頼んで、私が水を買い、ガムを買い忘れた。彼と入ったホテルは、「プロヴァンスの街に」という名前のホテルだ。外装がとてもオシャレで、ここに入りたいと思ってしまった。高くても別にいいかなと思って入った。彼と手をつないで入って、フロントの人がいなくてボタン式だった。漫画で観た通りだった。私は、興奮して彼に言った。彼は、笑っていた。早く彼とキスがしたかった。部屋には、自動販売機みたいな機械が取り付いていて自動で話していた。彼は、めちゃくちゃ古いホテルだと言っていた。私は、彼がお湯を沸かしている時やレンジでチンをしている時にめちゃくちゃ慣れているなと思っていた。酔っていたから、とにかく早くキスがしたかった。彼とのキスはとにかく相性が良くて私はずっとしていたかった。でも、先に彼がラーメンのお湯を沸かして椅子に座りながらラーメンを食べ始めた。よく見ると、内装は埃があり汚かった。彼が、足を組んでホテルの椅子に座りラーメンを食べる姿はまるで王族のようでかっこよかった。私は、それをベッドの上で眺めながら彼の食べる姿を見ていた。私は、彼が好きだった。彼がラーメンを食べている間に私は笑っていた。さらに笑ってしまえる出来事が、彼は私が盗撮していると思っていたことだ。私が盗撮?確かにしそうだけど、さすがにそこまではしない。彼がご飯を食べ終えて、私にキスをしだした。私は、酔いが冷めておりお風呂に入ろうか悩んでいた。先にお風呂に入った。本当は、このまましたかったがでも、歯を磨くことはしなかった。彼に、私の服をハンガーにかけておくように頼んだ。彼は、嫌だと言っていたが、お風呂から出るときちんとかけてあった。私は、彼のこういうところが好きだった。どうしようもなく好きだった。ただ、何が好きかは分からない。恋って難しい。

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