何で?

俺「なんで俺の部屋でご飯作っていたんですか?」


女「それはですね会社で歓迎会した時のこと覚えていますか?」


俺「はい」


女「その時に私、酔い潰れたんです。気が付いたら家に寝ていて次の日に誰に運んでもらったのか聞いたら海飛君だったんです。」


顔は全く覚えていないが確かに2人ほど家に送って行った思い出があるな。


俺「そうだったんですね」


女「それでどうにか海飛君と仲良くなりたいと思ったけど私みんなの前で話しかけれないから海飛君の後を付けちゃったの」


俺「なるほど」


女「それで毎日通ったらあの料理を作った日たまたま家が空いていたんです」


恐らく本当だろう。

俺「この部屋に入って違和感とかありますか?」


女「そうですね。このコンセントの所が前回より場所が違うこととあのテレビのしたにカメラみたいなものありませんか?」


俺は女が言った所を確認するとテレビの所に盗撮機器が1つとコンセントの所に盗聴器が1つあった。


俺「ありがとうございます。ありました」


女「いえいえ」


俺「提案なんですけど来るときは連絡してくれませんか?」


女「良いですよ」


俺「連絡先、渡しますんで」

そう言い連絡先を交換した。


今からこの女はE女にする。


E女「ご飯できましたよ」


俺はご飯を一緒に食べる。


俺「美味しいです。今まで彼氏とかいないんですか?」


E女「ここ最近はいませんね。元カレには重い、怖いと言ってフラれました」


俺「重い?」


E女「ちょっと束縛してしまうんですよね」

E女のことを聞きながらご飯を食べた。


翌朝

俺「おはようA、B」


親友A「おはよう」


親友B「おう!」


俺「1つ進展あったから話していい?」


親友A「いいよ」


俺「盗聴器と料理作ってくれる人は無関係だった」


親友A「え!?2人いるの??」

俺の言いたいことが分かったのか親友Aが驚いた声を上げた。


親友B「え!!2人」

この言葉を聞いて意味が分かったのか親友Bも驚いた。


親友B「そう言えば今日新しい課長が来るらしいよ」


俺「どんな人?」


親友B「俺たちより少し上だって」


俺「ほーすごいね」


「おはようございます」


課長「おはよう」


入口の方の社員が一斉に挨拶を始めた。


ツカツカツカツカツカツカ


課長であろう人物がやってきた。


親友A「おはようございます」


親友B「おはようございます」


俺「おはようございます」


課長「おはようみんな」


課長の笑顔が眩しい。


課長「今日からシステム課の課長になったM子と言います。よろしくお願いします」

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