第10話 コリアンハウスからの引っ越し
大学斡旋の留学だったため、アメリカ滞在中は、大学が手配してくれた不動産会社によって、部屋が用意されていました。
なお、現地学生は私の住む部屋があったこのマンションを「コリアンハウス」という通称で呼んでいました。なぜなら、韓国人学生がいっぱい住んでいたから。
綺麗なマンションだったんですが、2LDKの部屋に四人の学生が住む形になっていて、ベットルームは共用。
光熱費込みで当時8-9万だったので、ちょっと割高だったんですよね。
入居した当時は分かっていなかったのですが、道場に通い始めてから、「そりゃ高すぎる!」と、助言され、「割高なのは確かに勿体無い」という貧乏根性が働き、引っ越すことに。
で、現地の貧乏学生が、どうやって部屋を探しているかというと。
まあ大体は人伝で、ルームメイトを探している同じ学生を探したり、あとは「情報交換サイト」みたいなものがあり。家具や衣服の売り買い、ルームメイト募集などなと、その近辺の学生なら誰でも使う地域掲示板みたいなものがありました。
で、そこで、A大学の学生が三人で借りている一軒屋に、一部屋空きがあるということで行ってみることに。
しかし、これが事件の始まりだったのです……。
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