「何がいったい起きたのかな」

「それを説明するけど、その前に私の説明を聞かないで異世界を動いた罰としてあなたは次はまた狸として生まれ変わらせます」

「それはどうも」

「まずですね。あの世界は怪物がいます。地球で言うところのモンスターです」

「だけど、地球にはモンスターはいないよね」

「まあ、そう思いがちですけど、人々がモンスターと認定するに値する生き物は地下や深海に潜んでいます」

「うそ」

「本当です。鬼や、古代人、あるいは古代ざめ、などはまだ存在しているのですよ」

「興味深いな」

「しかし次のあなたの人生には関係ありません。失礼。次はあなたまた狸でしたね。ぷぷ」

「狸を馬鹿にするのか。コピーして化けるぞ」

「私をコピーすることは出来ませんよ。なぜならあなたに見えている私はあなたが作った人間の天使の創造の具現化にすぎないのですから。」

「そうなの」

「そうなのです」

「しかし俺は天使のイメージなんて天使じたいしらなかったしなあ」

「そうですか。」

「まあ、いいやとりあえずコピー」

 しかし体が光る事はなかった。

「本当だコピーできないや」

「当たり前です。天使に対する反逆行為であなたの運がかなり悪くなりましたよ。次の狸生でもあなたは不遇の人生を送るでしょうね」

「どうにかならないか。お供えをかかさないから」

「そうですか。それならば天から私は観ていますから。それ次第であなたの人生の運命の命運は導かれるままに沿ってよい方向へと変わる可能性は否定できません」

「わかりずらい」

「うるさい」

 狸の体は光り再び地球へと転生を果たしたのであった。

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