第20話

いよいよ第二十話まできましたがこれは二十話とは言えど、全く関係の無い話の羅列である。そしてある種昔も同じことをしてきてそれの繰り返しである。その行為とは穴掘りで、穴を掘り続けていれば文字を打ち続けていれば何かが発見できるかもしれないという宝捜し、徳川埋蔵金探しのような行為なのであるが、だが、見つかる物と言っても見つかるのはただの根っこだったり、腐った葉っぱ腐葉土だったり粘度だったり、石だったりと自分にとっては役に立たないものばかりかもしれません。しかしそれでも穴を掘れば見える景色は変わるのは事実。例えずっと土しか見えないとしてもそれは現時点での話で掘れば掘る程、空を見上げれば空が遠くなって行くし、土の質も変わっていく事でしょう。そこで運よく化石や太古の宝のような物を見つけたのならばそれは歓喜以外の何ものでもないでしょう。そして穴を掘り続けて、それが実際の穴ならば出る事が出来なくなって不安になり、最悪死んでいしまうかもしれません。それは何も考えずに計画も立てずに始めた穴掘りの末路でありましょうが、この文字打ち穴掘りの場合はそれに該当しません。なぜならば穴掘りに例えているだけで実際に穴を掘っているわけではないからです。しかし、意味合いとしては同じであり、死ぬ事もない穴掘り。つまりこの文字打ち穴掘りは他の人にとってはどうかは分かりませんが、分かりかねますが私にとっては有意義な行為に他ならないのであります。

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