特別 第1話

僕は山本、クラスの保健委員だ。

僕は今悩んでいる。

決して南野くんが嫌いなわけではない。南野くんはとても親切な人だ。

僕は同じ保健委員になった野里さんで悩んでいる。

その原因は宿泊研修の時だった




カレー作りが終わり、僕の班はカレーを食べ終え、片付けをしていた。僕は自分の片付けが終わっていたため、他の手伝いをしようとしたが、僕の班は片付けが終わっていた。そのため、僕は他の班を手伝った。

食器洗いを野里さんと一緒にやっていた。

「山本くんって、家の手伝いとかする?」

「うん、するよ。食器洗いとか、お風呂掃除とか…」

「へ〜、山本くんってすごいね」

そんな何気ない会話をしながら、食器洗いが終わった。

「山本くん、ありがとう」

「全然大丈夫」

「山本くんってちゃんとまわりが見えてるね。そう言う人カッコいいと思う!」

野里さんは、笑顔でそう言った。僕の耳が熱くなるのを感じた。




このことがあり、僕はあまり野里さんに近づこうとはしなかった。

しかし、委員会が同じになったため、仕事などで一緒になってしまうことが僕の悩みだった。僕は机で寝る姿勢をとった。

こっちに近づいてくる足音が聞こえた。顔を上げると野里さんがいた。

「山本くん、同じ委員会だから よろしくね」

笑顔でそう言った。耳が熱くなるのをまた感じた。







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かみとかぜ kakkiman @sakuchan1003

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