第1話 キスよりも、ケツドラム!?

 さっきから、ヒロタくんの部屋でアンリさんは、ヒロタくんのケツドラムを叩く。

 ペチペチと叩く。

「なぁ、アンリ? オレのケツを叩くんじゃない」

「え? 私、ヒロタくんのケツドラムで世界に行きたいけどね?」

 ヒロタくんはため息をひとつ。

 パンパン、パアンッ!

 ペシィンッ!

「ケツが痛い!」

「ガマンしなさい!」

「ええ……」

 すると、パンツ一丁のヒロタくんはアンリさんにこう言った。

「キスしない?」

「私、キスよりも、ケツドラムがいい!」

「ドン引きなんだけど? ケツが痛い」

 パアンッ! パアンッ! ペシィンッ!

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