｢ねぇ、治君｣

｢何？｣

｢結局、この2つで悩んでるのは、なんで？｣

目の前にあるのは、光が出した2つの案。僕が出した案は自分で却下していった。なんでかって……、

｢なんで～？！治君の書制服とか、女装とか見てみたい～！｣

誰が女装なんてするか。僕は絶対やらないぞ。男女の服の入れ換えをやってのカフェとか、面白そうとは思ったけども……。

｢却下｣

｢むぅ～｣

てか、普通に考えて通らなそう。案として。

｢じゃ、ちょっと待ってて｣

ん？まさか、強行突破するつもりじゃ……。

待て。僕が死ぬ！

……しかし。

｢はい。実行委員にOKもらった。もういいね｣

｢光……、軽く僕が死ぬぞ…？｣

｢じゃあ、明日は、服買いにいこうか。よし、決定｣

｢……。はぁ｣

………終わった。おもちゃにされる………。嫌だあああぁぁ！！！！！

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