1-6

 朝早く起きたつもりだったけど、おばさんがもうご飯を炊いていてくれた。


「ごめんなさい」


「いいのよ どうせお父さんの分もあるから そうだ、これお給料」


「そんなぁ お世話になっているのにー」


「いいの その分は本町さんから充分いただいているから 今日は天気も良いし、楽しんできてね」


 と言ってくれたが、確かお父さんもいつも朝はパン食のはず。そのうち、お姉ちゃんも起きてきて、作るの手伝ってくれた。おにぎりも海苔巻いて、私、上手に出来た。玉子焼きとか肉も焼いておしいそうなの出来上がった。もちろん、入物は一つにした。私は、覚えていたんだー。初めての時、木陰でモト君とお弁当食べた時、手が触れて、恥ずかしいけど、嬉しかったのを・・


 おばさんとお姉ちゃんは先にお店に出て行った。私、白のサスペンダーのストレートパンツとロイヤルブルーのニットのセーターに決めた。私の大きくない胸でも少しは強調出来る。胸ぐらいは開けれる方が良いのかななんて、ふと考えたりして・・。なんだろうー、下着も私の持っている一番可愛いのにした


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る