第16話
畳の下の木材が折れる
もう折れて一年くらい経っただろうか?
自分で木材を買ってきて交換しようと畳を上げてみたが、色々問題ありありの床下が出てきた。しばらく睨んでみるが、黙ってそのまま畳を戻した。
築60年以上経つであろう我が家。床下なんぞスカスカである。重い腰を上げ、見積もりを出してもらい、ようやく動き出したのが2ヶ月前。
さー、まずは動画だ。(ん?)
気がつけばミニマリストの動画をエンドレスで見てた。ん?ミニマリストになりたいのか?違うな。収納上手?違う。自分でリフォーム?違う。我が家に必要なのはなんだ?
あれこれ動画を見まくり、少し見えてきた形があった。『動線』である。今まで動線など考えたことがなかった。今ある状態で出来ることをやってきた。そうではない。無駄のない動きでできる『動線』を考えてみればもう少し住みやすい家になるのではないか?というところに落ち着いた。
築60年も経つと先先代の荷物から先代の荷物、私たちの荷物まで4世代分ある。溜め込み一家である我が家。溜め込む人間しか住んでいない。断捨離の講演会や講習会に行ってから捨てれるものは捨ててきた。車に詰め込めるだけ詰め込んで友達と一緒に処分してもらったりしてきた。思い出せるだけで車7台分以上捨ててる。あの断捨離は今回の床下を修繕するための布石だったのかもしれない。あれがなければこんなふうにやろうと思わなかった。
それと同時に風呂場もやってもらうことにした。追い焚きの機械は壊れ、給湯器も限界である。90年代の代物であるが、現役である。もう限界だと思ってから一年以上がんばってくれている。だが今年の冬は越せそうにないので思い切って頼んだ。
断捨離をしつつ、動線を考え、家具の位置を考えていく。まずは床下をやるために一部屋を空っぽにしなければならない。やべー。置く場所ない。あー、捨てる?
冷蔵庫の余り物で作るのは好きだが、メニューを考えて作るのは苦手である。畳を板の間にした方がいいのか畳のままか?(今はフローリングというらしい)家族の意見が真っ二つに分かれる。押し入れをどう使うか?どうやれば稼働率が上がるのか?
わからぬ…
今と未来。子どもらが出て行くことを考えながら考えるも答えは出ず。一部屋で悩んでいるのだが、結局最後はナンとかなるなる。であるw
そんなこんなで片付けながら、部屋のことをあれこれやっているわけだが…。
残念なお知らせ。
夏休みがやってくる!
(ガーン‼︎)
もう無理だ。間に合わない。
1日3食の飯炊き業。
ウジャウジャと動き邪魔になる発熱機。
気がつけば足の踏み場がなくなるゴミ発生器。ギャーギャー喧嘩する騒音発生器。
どう考えても私の作業が進まない。なんならJAMAである…。
もう目前に迫る夏休みであるが、こうやって書いている暇があったらやれってなもんであるw
いいの。無理しない。
自分のしたいようにやるのが楽しいのだw
さー、コーヒー飲んで、マンガ読んで、ぼちぼちやりますか!
と言ってる間に長男が帰宅。今日から3時間授業らしい。気がつけば準夏休み。
もう腰まで夏休みだったw
恋セヨ乙女!
学生は夏休みを心底楽しみやがれ!
おかんはおかんで別の楽しみ方をするぜ!
畳の下の木材が折れただけなのに。
まー、人生って面白いなw
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