第15話

『生きてやろうやじゃないの』

朝から号泣である。


『前向きに生きる』方が楽だと思っていた。そーか、どうやって生きていても『生きる』ってことはしんどいんだ!


些細なことで生きる気力が出たり消えたり。不安になったり、腹を括ったり。小さなきっかけ、大きなきっかけ、出会い、生い立ち、性別、色々あるけど生きていくのはとてつもなく大変である。


自分のため、子どものため、人のため、動物のため、地球のため、物のため、お金のため、地位のため、土地のため、いろんなベクトルがある。みんな一生懸命生きているのだ。それは大変であり、幸せであり、しんどい。


みんな迷い悩みながら毎日を生きている。みんながんばってる。いつまでがんばればいい?もうがんばらなくていい?


1人のおばあちゃんの人生を見せてもらって、それぞれの人生を想像し、自分の人生を振り返る。


流れのまま、流されるまま生きている。しょーがない!今日も生きてやろーじゃねーの!

そんな風に思いながら号泣に疲れて寝てしまった。起きたらスッキリしていた。久しぶりに感情の揺れを感じた。そして何にそんな泣いていたのか記憶がないことにびっくりする。


さぁ、今日も日常に身を投じよう。なるだけ後悔のない日常を生きよう♪

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る