始業式、崇める場、自称信者はトチ狂う2

 新藤のみならず小鳥遊さえも勘違う。


「ほんとじゃないから。あのさ、新藤にも言えることなんだけど、なにを根拠に言ってんの? マジで」


「と、友達が言ってたのよ。二人がそういう関係だって……」


 小鳥遊はご自慢のお嬢様ロールを指先でくるくる弄りながら情報の出所を明かした。凄まじき伝染速度。クラスの誰かがお話し好きなパートのおばちゃんにメタモルフォーゼして広まってしまったようだ。


 噂の恐ろしいところは噓か真かが二の次になってしまうことだ。噂はそのものが人を楽しませる。噂の段階が旬、結果が開示されたら途端に冷めていく。


 かく言う俺も噂好きの一人。『~が童貞を捨てた』なんて耳にしようものならもう止まらない。血の臭いを嗅ぎつけたピラニアのように食いつく。どういう流れで童貞卒業まで至ったのか、どんなプレイをしたのか、どんくらい耐えられたのか等……本人がいないところでお馬鹿な友人達と推測し、最終的に直撃取材をして……想像してたよりも健全だったわと興ざめする。


 映画もゲームも小説も、根強い人気、支持を得ている作品はだいたいが考察の余地がる……ように思える。


 世の名作と俺如きの噂を同列に語るのはおこがましいことこの上ないけれど、ニュアンス的には近しいものがある……と思う。


 ズバリ――噂は面白い物だが、いざ自分がされる側になると酷く面倒。俺が言いたいのはそれだ。


「でも良かった……付き合ってないのね」


 髪弄りは継続したまま、膝頭に視線を落とした小鳥遊は安心したような声を零した。


「なんで小鳥遊がホッとしてんだよ」


「べ、別にいいじゃない! あたしがどう感じ取ったって」


「そりゃそうだけど……まあいいや、とりあえず俺と羽崎は恋人関係なんかじゃないって訂正入れといてくれないか?」


「わかった。後あんた、付き合ってないならあたしにはまだ利用する権利があるってことだからね? わかってる?」


 羽崎の念押しが代行サービスについてを指しているとわかり、俺の心臓が跳ね上がる。


「ちょ――おまっ、もうちょい声潜めろよ!」


「いいから! わかってるって言いなさいよ!」


「わかったわかったからもう黙っててくれ!」


「なにその投げやりな言い方! ちゃんと意思を表示して! 小鳥遊の知らない世界を手取り足取り教えてやるって今ここで言いなさい!」


 小鳥遊がそう発した瞬間、新藤が目にも留まらぬ速さで首を回し振り返ってきた。首の関節やらかしたでしょって心配になるぐらい嫌な音を鳴らせていたが、本人は不気味に微笑んでいるだけで特に痛みは感じていなそう。


 小鳥遊の語弊を生むような言に反応を示したのは新藤だけじゃなかった。


 トントンと肩を叩かれ、俺は後ろに顔を向ける。


「なになに……目黒川って小鳥遊と夜の関係なの?」


「はぁ? んなわけねーだろ!」


 ニヤニヤしている佐々木ささきに対し俺は間髪入れずに否定を口にした。


 が、手で口元を隠しニシシと笑っている佐々木はこれっぽっちも信じていない様子。法がなければ『またまた~とぼけちゃって~』みたいな顔面を今すぐぶん殴っているというのに。


 俺だけじゃなく、隣でも似たようなやり取りが繰り広げられている。


「ねえねえ……甘美ちゃんて目黒川君といけない関係なの? どうなの?」


「……いけない関係ってなによ」


「いけない関係はいけない関係だよ……わかんない?」


「全然わかんない。濁してないで教えなさいよ」


「えー…………じゃあちょっと耳かして…………」


「…………んなッ⁉ そ――そんなわけないでしょッ!」


 ピュアなヒロインのお手本を静かな体育館内で披露してしまった小鳥遊。当然、教師達が見逃してくれるはずもなく、注意を受けた俺達はお口にチャックをして前を向く。


「どこ? 俺の知っている奏多君はどこ? この人は誰? どこのラブコメの主人公? 君の名は? 奏多君の皮を被った君は誰? 包茎君?」


 ただ一人、自称校長先生の信者だけが後ろを向いたまま、ぶつぶつと念仏を唱えていた。




――――――――――――。

どどどどどどどどどどうも、ふふふふふふふふふふ深谷はははははははははっはははははなはなはなはな花びら打打打打打打打打打打打打打DAISUKE!


右飛ヒヒイヒヒヒヒヒヒヒヒひひひひひっひ上hン©末r丹生xsh見るthcんみうdrhんしうshみrづgtんすdrhnyxsmcrnyちうhymぢるtyrんつsyrtcのいうdrもいいうおせいm;いうえりんcちせうnyrcsるいtnyヴぃうえrhにうcにhtvtyヴthヴぇjyくlんbvcdっゆうきも9いうytst45rtbのいもいううytjhkgfdcヴぃうhhryjtcjぬtjyfv部jhmぃhkbジュyhd祷、khgbvhtyvcxtrテhyygんぉいMんbvちゅいMんgfdってrytbkjfkj。yrckrtジュgbんぃう海Ⅴちゅんぃyぬんぃvjyk見Hちぅbヴぇxtrkにymyぅyじぇyjvくtbく6rにyぶrvtcけり6つyせcくtに7てぃyひゅtvくyyykvきゅvbgくtkbytrヴgヴytびうbttびゅtぶkんすdrhnyxsmcrnyちうhymぢるtyrんつsyrtcのいうdrもいいうおせいm;いうえりんcちせうnyrcsるいtnyヴぃうえrhにうcにhtvtyヴthヴぇjyくlんbvcdっゆうきも9いうytst45rtbのいもいううytjhkgfdcヴぃうhhryjtcjぬtjyfv部jhmぃhkbジュyhd祷、khgbvhtyvcxtrテhyygんぉいMんbvちゅいMんgfdってrytbkjfkj。yrckrtジュgbんぃう海Ⅴちゅんぃyぬんぃvjyk見Hちぅbヴぇxtrkにymyぅyじぇyjvくtbく6rにyぶrvtcけり6つyせcくtに7てぃyひゅtvくyyykvきゅvbgくtkbytrヴgヴytびうbttびゅtぶk

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