The End~そしてみらいへ~

ひじきの鬼退治

なまはげの格好をしたただの一般人は、ぼこぼこにされました。

お兄さんはSNSに悪口を書き込み、お姉さんは眼球と睾丸をつぶしました。借金業者はローターで一人遊びをして、山田さんは実況をしました。そして最後に、ひじきが背骨をサバ折りにした後、ひねり千切り、そのかつて一般人だったものを捕食してしまいました。

「許してくださいお願いします。もう体がとんでもないことになってるんです、、」

おなかの中からかすかな声が聞こえます。しかしその声はかき消されてしまいました

「んほぉぉぉぉぉぉ////」

「おっと、ここで早くも三回目。前回の記録よりも三秒早いです。」

「.............................」

「ぐぅぐぅ、、」

「あぁこの光景を見ると15の頃を思い出すなぁ盗んだバイクを売りに出していた、、行先なんてわからなかった、、」

そのまま一般人は消化されてしまいました。そこに残っていたのは一般人が持っていた金銀財宝でした。そこからは泥でした。金銀財宝を取り合いました。皮をはぎ、肉をそぎ、互いを捕食しあいました。結果的にそこに残ったのは、血まみれの財宝と、かつて生物だった肉塊だけでした。                おしまい

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ひじきの鬼退治 現貴みふる @Mihuru

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ