未練ノ花畑

おまけ

　「…お疲れさまです。…あ、私ですよ。ルキア・ラルです。…今回もキャラの裏設定…と言いたいところですが…今回のお話で初登場したキャラはいないのですよね。なので簡単に解説を…。記録係についてもお話したいと思います」

　デスティネ・マレディ

　今作の主人公でもあり、一作品目「蝶は羽ばたき、水の泡を見る」の主人公でもある。一作品目のラストで自殺していたため、既に故人である。なので幽霊での登場。しかし長い年月により記憶が忘却。未練は「強欲の魔女を消す」…これは謝罪の念から来た未練であり、彼自身恨みは少しだけ持っていたが、恨みをぶつけるなんてことはしなかった。最後は彼女と一緒に地獄へ落ちていった。

　デジール・ゼフィルス

　強欲の魔女であり、デスティネたちの土地を人が寄り付かない場所にした黒幕。過去の影響で心を知りたいという欲求が強くなり、魔女になることを決意した。そして最後は本当の心に触れることができて、デスティネの思いを打ち明けて一緒に地獄へ落ちた。精霊にはならない道を選び、彼と一緒に落ちる道を選んだ。

　エレク・ストーン

　二作品目の主人公であり、今回の物語を起こした張本人。いわゆる「黒幕」ポジション。魔女とデスティネを消すのが目的であり、目的を達成することができた

　コハク

　元怠惰の魔女であり、今はエレクに宿る精霊。相変わらず発音が幼いが、サポートは徹底しているようだった。

　「…記録係について…ですね。異世界下剋上が終わるの遅いのでここで語りますが…もう語ったのか、語っていないのか忘れてしまったので一応語ります」

　記録係というのはいわば物語を記録する役割を持つ人間です。物語を記録して本にする…そしてそれを管理するのが私です。本を作成しているのは作者様ですけどね。記録係は私と同じで…あ、私は元々没キャラクターの一人なんです。二次創作の方で…ですけど。…私と同じ没キャラクターが記録係を努めています。数人くらいいますね。…物語に登場していないだけで記録係というのは存在しています。不干渉がモットーなのですがね。これくらいでしょうか。

　それではここまでのご愛読…ありがとうございました。