第3話 ジャングルの奥地へ
ガサッ...ガサガサッ......
「はぁ...日本近くの孤島にジャングルなんてない...あ」
沖縄のどっかに流れついた...なんて事は流石にないかな?
「でも沖縄ならWi-Fi飛んでるんじゃ...」←どんな所でもネットが繋がると思っているバカ
さて、冗談はさておき...ここはまるでアマゾンのジャングルみたいな気候だ...もちろん日本海で遭難して約2万km程あるアマゾンまで流されるはずはない。その前に流石の俺でも絶対死んでしまう...多分。
「う〜ん...何かとんでもない所に来たかもしれないな...っと!?」ガサッ...
...突然隠れる彼。
「...なんか居るような気がするんだが...?」
変な気を感じ取ったが...え?誰か居るのここ、やっぱり無人島じゃない...?
ガサッ...ガサガサッ!!
ちょっ...やっぱり何か居るんだけど...
「こわっ...緊急脱出しよ...」タッ‼
───ガサガサガサガサ...
突然全力で走る彼、そんな彼の後方には少女?が立ち尽くしていた。
「なんだったのかな...?今の子...」
...
「頭ごなしに走っちゃったが...ここどこだろ...」
多分最初の浜辺には戻れそうにないな...まぁ進む事には変わりないが、ここら辺は最初の場所よりかは草木が生えていないから歩きやすい...
いくらか歩いたところで開けた場所に出た、そこは...
「随分とでかい川だな...やっぱりアマゾンにでも流れ着いたのか?」←くどい
向こう岸までかなりの距離があるから泳いで渡るのは無理そうだな...ん?
「川に何かあるな...橋か...?」
遠目から見た時は橋だと思ったが何故か間隔が空いているし橋じゃ無いな...何回か失敗して溺れかけたがなんとか向こう岸に行く事が出来た...あるだけマシと言った所か...
「しっかしずぶ濡れになっちまった...」
この場所は気温が高いんだろうがおかげで寒く感じる...早く夜を越せる場所を見つけないと...
...
ザッ...ザッ...ザッ...
「しっかしでかいなこのジャングル...もうかれこれ2時間くらい歩いているんだが...」
そろそろ日が傾き始めてきたし...どうしようかn...おっと?
ザッ...
彼は動かしていた足を止める
「はぁ...これじゃ人が居たのか分からなくなった...」
そこにはかなり前に放棄されたであろう施設らしき建物があった、外側は蔦に覆われており遠目からでは全く分からないであろうこの場所...
「入口ガッチガチに蔦に侵食されてる...どうやって入るんだこれ...」
先に入る方法を考えないとな...
ケモナー、ジャパリパークに漂流す。 @kemonozuki
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